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ラヂオとは何か

経営学習研究所(MALL)が「モールナイトニッポン」というラヂオ番組を始めました。3週間に一度。日本初!の「ひとづくり・組織づくり」の専門チャンネルとして情報発信します。初回は7月12日(日曜日)に「もーらーず」という経営学習研究所(MALL)の友の会(??)的なメンバー限定のトライアルでスタートしましたが、いよいよ次回はオープン企画です。おそらく8月2日にやれるはずです。

で、経営学習研究所(MALL)の理事らがそれぞれ分担してみんなで創っている番組なのですが、それぞれが自宅からZOOMで入ってYouTubeで配信するというスタイルをとっています。で、ここで面白いことがありました。ある人は、YouTubeだから当然動画配信だよね。ある人は、ラヂオだから当然、静止画+音声配信だよな。というとらえ方の違いです。最初の議論、ここがすりあうことなく続いてました。

これはラヂオという言葉に何を感じるかの違いでしょう。

もちろんラヂオとは本来はテレビと違って映像のない音声だけの媒体を指します。ですので動画なしで音声のみと思うのはその通りです。でも、YouTubeで配信するんだから、映像ありが当たり前と思った人は、ラヂオという媒体に映像のある・なしとは別のアイデンティティを感じていたのでしょうか。ほかの理事の皆さんには確認していないので、もしかするとそんな妄想を考えていた人は私だけなのかもしれませんが、少なくとも私はそうでした。これは言語化してみないといけないと思い、私の感じるラヂオ的なものとテレビ的なものの違いについて、言語化してみました。次の4つかなぁ。

➀発信側のカジュアルさ
➁ちょっとした怪しさ
➂疑似的双方向性
➃ながら聴取にちょうどいいコンテンツ提供

私の感覚としては、これらが成り立つ音声を含む媒体ならラジオなんです(音声を含まない媒体でもよいかもしれません)。だから、とってもラヂオ的テレビ番組というのもあってよいかと思います。➀➁➃はよいかと思うので、➂だけ補足説明します。放送というもの自体には本来は双方向性の機能はなかったのですが、ラヂオはリスナーからのお便りというツールを活用して見事に疑似双方向性を実現させていました。昭和の時代から双方向媒体だったのです。これは凄いことのように思えてきました。今や、メールやチャットなどでリアル双方向性を取り入れることも可能になりましたが、結構、リスナーからのお便りというのは、面白い位置づけのツールだったと思います。1週間に一度の番組であれば、連続投稿した人のハガキが毎週読まれても1週間に一度しか話が進まないのです。連続ドラマもネットフリックスで一気見するのが当たり前の世代からみると驚愕的に素敵な牛歩の時代です。

「モール・ナイト・ニッポン」はまさにこのラジオの4つの要素を満たしたラヂオ番組です。そして、もっとも大切なことは『日本初!の「ひとづくり・組織づくり」の専門チャンネル』です。この時期、多くの分野が危機を迎えています。私の身近な世界であれば、酒場・学び・エンタメです。もちろん他にも危機的な状況の分野はたくさんあります。でも、自分の身近なところ以外には手がでません。でも少しでも手が出せる分野があれば、そこにはできることはしなければいけないご恩がたくさんあります。

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