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10年MOBA専の僕がスト6を始めた理由

皆さん初めまして!広報のSと申します。
JCG Noteではビジネス系の記事を上げていましたが、私は比較的ゆるくゲーム寄りの記事を担当させていただきます。

今回はガチガチのPCゲーマーの僕が、数十年ぶりにストリートファイター6(以下、スト6)から格闘ゲーム(以下、格ゲー)という新たなジャンルを開拓したことに衝撃を受けたので、「一体自分の身に何が起きたのか」を分析していきたいと思います。

自己紹介

弊社にはいろんなゲームジャンル出身のスタッフがいるのですが、僕はここ10年以上PCでゲームをプレイしていました。

コールオブデューティーから始まり、MOBAタイトルに鞍替えし、メインタイトルは1000時間以上プレイしているでしょうか。最近だとディアブロ4を先行購入してスタートダッシュをキメる、アーマードコア6を予約購入するなど手当たり次第です。

もちろんゲーム配信を見るのも大好きです。有名配信者の方はもちろん、格闘ゲーム(以下、格ゲー)はプロプレイヤーの方の配信を見るのも好きです。

ただ、凄いプレイを見るたびに、「スゲー!」と思う自分と「ここまで楽しめる様になるにはどれくらい時間がかかるんだろう」思う自分がいます。
新しいゲームに手を出す前に諦める症候群です。
僕にとっては格ゲーは正にソレでした。「やってみたいけど、勝てそうにないしなぁ」というゲーミング保守派です。
チャレンジしたいけど自信がない、そう言っても良いかもしれません。

そんな折、ストリートファイター6が世間を賑わせました・・・。

動画勢人生最大の”インパクト”の到来

世界に異変が・・・「REJECT FIGHTING NIGHT」

曰く、新操作モード「モダン」のクオリティが凄いらしい。
曰く、あのSHAKAさんや関さんもハマっているらしい。
曰く、ストリーマーカップが開催されるらしい。

スト5も配信していたSHAKAさん、関さんのお二人なので、新作だから触っているのかな?と思ったのですが、他のストリーマーの方も触り始めていました。
さらにプロチームのREJECTへハイタニさん・こくじんさんが加入(後にときど選手も加入されます「REJECT FIGHTING NIGHT(以下、RFN)」というストリーマーカップも開催される発表が。ビッグタイトル数年ぶりの新作とはいえ盛り上がりがなんかスゴイ。
でもRFNは格闘ゲーム初心者のストリーマーさんもいるし、試合になるのか?でもモダン操作ならあるいは・・・?と、とても気になりました。

ストリーマーの熱量に圧倒される

RFNはプロ選手+ストリーマーの方2名の計3名でのチーム戦となっています。練習配信が盛り上がる中、僕は伝説的プロの梅原大吾選手、元FPSプロのけんきさん、Vstreamerの赤見かるびさんのチーム練習配信を中心に見ていました。
ストリーマーのお二人は普段FPSをプレイされており、格闘ゲームはスト5のプレイ経験はあるものの基本的には初心者のご様子。赤見かるびさんは生ける伝説 梅原選手を「ウメちゃん」呼びする胆力を発揮し、けんきさんを狼狽えさせるなど微笑ましい場面が展開され、和やかな雰囲気で練習は始まりました。

パーフェクトコミュニケーション!(該当のシーンは7分27秒ほどから)

軽い挨拶も終わり、「カジュアルな大会になるのかな?」と思ていたのですが・・・日を追うごとに各チームの練習時間が伸びていきます。
ストリーマーの方々がストリートファイター6にのめりこんでいったのです。

1日10時間以上行う参加者の方も珍しくなく、プロプレイヤーの皆さんもキャラクター別にコーチを付けより高度なことを教えるなど、当初の雰囲気は一変しガッチガチのガチに。
ストリーマーの本気がエンジン、プロの知識がガソリンになり各チームのレベルがとんでもない速度で上昇していったのです!

「こんなに練習してるんだから勝ってほしい!」という気持ちが高まり視聴時間が伸びていきました。
同時に、技術を学ぶことで勝てなかった相手を負かす皆さんを見て「僕にもできるかもしれない、楽しそうだ」と思い始めました。

・・・と思ったら買ってました。

「楽しそう」と心の中で思ったなら、すでに行動は終わっているのです。ストリーマーさんの楽しさを伝える力は凄いですね。

スト6が少しでも気になっている方はぜひ一度RFNをご覧ください。
初心者でもこんなに熱く楽しめるのか!とハードルが低くなることうけあいです。ストリーマーの皆さんの切り抜きも見るとより一層楽しめます。

さらなる燃料の投下と上がるプレイ熱

RFNも終わり、僕がスト6を始めたところに畳み掛けるような発表がされたストリーマーカップ 第1回 Crazy Raccoon Cup Street Fighter 6(以下、CRカップ)
こちらはプロプレイヤー+ストリーマー4名と1チーム当たりの人数が多く、練習期間は短いながらも非常に見ごたえがありました。
特にZETA DIVISION所属のk4senさんが初心者ながらも、コーチの皆さんの力でバッタとリニアの改造人間にされ、自分の力にしていく様から「勝ちたい」という気持ちを強く感じました。

改造の様子をぜひご覧ください。ユーモアの塊。

他にもプロプレイヤーどぐら選手CrazyRaccoon加入発表や、梅原選手の背水の逆転劇を彷彿とさせる3先リバースイープなど数々のドラマを残し、参加者の方の配信を合わせると同時接続数十万を超える伝説的な大会となりました。

この時僕はシルバーほどのランクでしたが、ある程度プレイしたことにより、特にスト6初心者組の皆さんに感情移入をしていました。
もし特定のストリーマーの方を応援している方は、ぜひ同じゲームをちょっとやり込んでみてください。10倍くらいわかりみが深く、より近しく感じることでしょう(個人差があります)おかげでCRカップは100回泣きました。

楽しむ自分がイメージできたら、買う。

というわけで、僕のスト6のプレイに至った経路を図にしてみました。

どこかで見たような図

振り返ると、共有したい気持ちがスト6の購入に繋がっていますね。
あくまで僕の場合ですが、たしかに今では同僚を誘ったりしています。

経路の始まりはX(元ツイッター)ではなく配信で知ったことがわかります。
スト6の新操作方法モダンの詳細なども配信の中で知った気がします。
Xはログが流れてしまいますが、配信は数時間に及ぶので知ることができたように思います。

検討段階ではライブで見たいという気持ちが強くありました。
「今行われている」という特別感もありますが、「みんなと見ている」という感覚を感じているようです。沢山の人と同じものを見るという行為自体を楽しんでいる節があります。

また当日はTwichの配信通知で気づいたことがわかります。
これは出演する方をフォローしており、通知が初期設定でONになっていることで、特別な操作をしていなくても昼頃には思い出して、夜に向かって仕事を片付けていました。

最終的に「誰かとスト6をしたい」という気持ちになっています。
ストリーマーの皆さんが長時間に余すところなく配信、細かい感情の変遷をたどることで、格ゲーを楽しむことについてより具体的なイメージが想像できました。

こうして見ると、良く見ているストリーマーさんが核になることで発表から事前準備、本番前まで途切れること無くお知らせを受け取ったことがわかります。習慣化の大事さを見事に体験しました。
またRFNとCRカップの大会の合間は、次の大会をより楽しみたい、理解したいというプレイする理由が明確にありました。次のイベントが発表されていることはモチベーションに繋がります。

様々なコンテンツの影響で、数日後に大会を見る自分、周りを誘う自分、上手くなってきて楽しそうにしている自分と、段階に分けて楽しそうな自分を想像できていたんですね。

”ハマる”という幸せなループ

とても大きな2つのストリーマーカップを経て動画勢からプレイ勢に転身した僕は、1ヶ月で100時間を超えるプレイという久しぶりの熱に浮かれています。現在はプラチナランクまで上がることができました。もっとやろう。

おかげさまで観戦も捗り、感動をもらう機会が本当に増えました。
直近では福島県のプロチームIBUSHIGIN所属翔選手が超強豪選手を軒並み倒してのGamers8優勝は凄かったですね・・・。

「Gamers8」はサウジアラビアで開催されている複数タイトルの大会です。
スト6だけでも賞金総額100万ドル、LEDにAR演出たっぷりのとんでも会場!という非常に大きな大会で、世界中から選手が招待されました。

今後もカプコンプロツアーを始めとした大規模な大会が観戦勢を待っています。一体僕は何回泣くのでしょうか。

また今年はスト6だけでなく、「鉄拳8」の発売日決定やRiot Games社の格ゲー「Project L」続報など、すでに多くのビッグニュースがありました。
スト6を通じて膨らんだ興味が爆発していく予感がします。

見ることで感動し、感動することでプレイし、プレイすることで理解する。
そして理解したことで感動が深まり、次のコンテンツを見始めます。
ここにループが完成しました。

人はこれを”ハマる”と言います。

僕は現在進行系で”ハマって”います

ゲームは遊んでナンボ!

ゲームプレイを楽しむことにより、配信だけでなく攻略動画まで見始めてしまった僕は、ここでは紹介しきれないほどの方々のコンテンツを楽しませてもらっています。楽しめるものが何倍も増えたような感覚です。時間が足りない!

eスポーツはタイトルやジャンルが沢山あるので、隣に行くだけで全く違う体験をできるという幅の広さがあります。
中でも格ゲーは長い歴史を持ち、年齢層も幅広く、2人から対戦できる気軽さを持ちます。

あまり構えずにまずは”コソ練して何も知らない友人を倒す”ところから始めてみてはいかがでしょうか。責任は持てませんが。

以上、カスタマージャーニーのフリをして格ゲーとストリーマーと選手と大会を推す記事でした。

それでは。

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