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Kaggle報奨金!制度を作ったらKaggle部までできちゃった話

はじめに

こんにちは!JDSCで人事採用マネージャーをしている大永と申します!
今回、当社の制度として「Kaggle報奨金制度」を作ったら思ったよりも社内のデータサイエンティストに好評だったので、皆様にもぜひ知っていただきたくnote化しました。



そもそもKaggleとは?

データサイエンティストの方々には釈迦に説法なお話になってしまいますが、Kaggleとは機械学習のコンペティションサービスで、企業や大学が出したお題に対し、構築するモデルの精度を競い合う場所となっています。

構築したモデルの精度で順位付けがされ、上位にランクインするとゴールド、シルバー、ブロンズの階級分けでメダルが付与されるというものです。メダルの獲得数に応じてランク付けがされ、最上位であるGrandmasterというランクは世界でわずか427名しかいません。(2023/5/11時点)
Kaggleには世界で1000万人程度の方々が参加していると言われているので、GrandMasterの方々はざっくり2.5万人に1人の逸材とも捉えられるかなと思います。

Kaggleについてより分かりやすい記事がございましたので、そちらもご覧ください。

Kaggleとは?-参加する意味や始め方をわかりやすく紹介

出所:2022年10月13日 AINOW

Kaggle報奨金制度を作ろうと思った背景

JDSCは、コンサルティングとデータサイエンスに強みを持った会社です。
多くのクライアント様との取り組みや、広報マーケティング責任者のジョインの相乗効果により、JDSCの認知は少しずつ上がってきていると感じます。以下に直近の代表的な対外発信のリンクを貼付しますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。

認知が上がっていく一方、カジュアル面談やリクルーティングイベントなどで候補者の皆様とお話をさせていただくと、当社に対して「コンサルティングに強い会社」というイメージを持たれている方が多い印象です。直近のリリースをお読みいただけば、当社のデータサイエンスの強さを感じていただけるかと思いますが「データサイエンスもコンサルティングも並行してより強化していこうという想いがある!」ということを一層アピールしていきたいと考えています。

そこで、社外コンペに会社として積極的に取り組んでいく象徴の一つとして、Kaggle報奨金制度を作ろう、という思いに至りました。

Kaggle報奨金制度の概要

読んで字のごとく、Kaggleでメダルを獲得したら報奨金をお支払いする、という制度になります!

詳細な設計には特長と想いがあるので、そこをぜひ説明させてください。
まず、大まかには以下のような制度になっております。

■支給内容
【チーム戦】
・金メダル:10万円/人 支給
・銀メダル:5万円/人 支給
【個人戦】
・金メダル:3万円/人 支給
・銀メダル:1万円/人 支給

支給対象
JDSCに所属する執行役員、正社員、有期雇用職員

■支給条件
メダル獲得後、対外発信すること

■特長とそれぞれにこめた想い
特長は主に3つです!

(1)一般的に難易度が高いとされる個人戦でのメダル獲得よりも、チーム戦でのメダル獲得の方が報奨金の金額を高く設定
JDSCでは三位一体(コンサルタント、データサイエンティスト、エンジニア)でプロジェクトが動くことが多いため、そんな三位一体チームでの動きをKaggleでも発揮してほしいですし、個人としても三位一体を実現してほしい、という2つの想いがあります。支給する金額も人数も多いチームへの報奨金の方が圧倒的にコストがかかりますが、個人で黙々とKaggleに取り組むより、チームでKaggleに取り組み成果を上げることを会社として評価していく制度にしました。

(2)有期雇用の方も支給対象
有期雇用の方々も私たちJDSCの一員です。現在インターン生も積極的に受け入れており、アルバイトでJDSCに貢献してくださる方も多くいらっしゃいます。正社員・有期雇用の垣根を超えて双方に学び合うことで、より強いJDSCを実現したいと考え、支給範囲を広く設定しました。

(3)社内外での発信が支給条件
JDSCは「UPGRADE JAPAN」をミッションとして掲げています。私達がKaggleを通して学んだ知見や成果を対外発信することは、日本全体のアップグレードに繋がるという考えから、積極的な対外発信を推進しております。

このように、明確な想いをもって本制度の設計を行いました。一般的には、いわゆるバックオフィスはコストセンターとして見られがちですが、こういったJDSCならではの制度をつくることで、会社やデータサイエンティストの活躍に貢献していきたいと考えています。

部活動制度を活用してKaggle部が爆誕!!

本制度の発表後、社内で早速「Kaggle部」が立ち上がりました。

Kaggle部で特徴的なのはそのメンバー構成です。データサイエンティストだけでなく、コンサルタント、エンジニア、そしてコーポレート(私なのですが笑)のメンバーまで幅広く参加しています。

初学者にはデータサイエンティストのメンバーが講師となり、Python講座(プログラミング講座)をしてくれたり、まさに三位一体で取り組んでいます!

また、JDSCには「部活動支援制度」があり、4名以上で職種の垣根を超えたメンバーで構成することを条件に、誰かが手を挙げれば比較的容易に部活を立ち上げることができます。部活動を開催するごとに1500円/人の補助金が支給され、Kaggle部の他にも、ゲーム部、コーヒー部、ゴルフ部など、様々な部活動が発足しています。

自己研鑽を後押しする制度

ここまで主にタイトルにあるKaggle関連の制度についてお話してきました。
Kaggle報奨金制度は、いわば大きな括りでは自己研鑽を推奨する制度の一種かと思います。JDSCでは他にも同様の制度を設けているので、最後に紹介させてください。

■学術支援制度
大まかな概要は以前の学術支援制度に関する記事をご一読頂ければと思いますが、当時からさらにUPGRADEされています!
【主なUPGRADEポイント】
以前は、仮に平日の昼間に中抜けして大学で勉強した場合、その時間は稼働時間にはカウントせず、月の稼働時間の不足が出た場合は支給される給与金額が減額される形となっていました。制度変更に伴い、大学での勉強時間も稼働時間にカウントし、通常通りの給与支給をする、という内容に変更しました。

■UPGRADE JDSC DAY
業務に何かしら関連した内容であれば、月に2日、通常の営業日を「自己研鑽日」として活用して良いという制度です。多くのメンバーがこの制度を使っており、自身の職域に関することや、その周辺の他職域に染み出したことまで勉強しています。インプットした内容は社内で共有され、チーム全体のUPGRADEにも繋がるような仕組みになっています。

■DS(データサイエンティストチーム)+DEV(エンジニア)合同勉強会
毎週約30分、データサイエンティストとエンジニアのメンバーで集まって合同の勉強会を開催し、スキルのUPGRADEができる機会を定期的に設けています。

このようにJDSCでは、Kaggle関連に限らず学び合う姿勢を非常に大事にしており、会社としても積極的に支援しています。

さいごに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

JDSCでは、一緒にUPGRADE JAPANを目指してくれる仲間を募集しています。少しでも興味をお持ちいただけたら、ぜひ当社でご一緒できると嬉しく思います。いきなりの応募はハードルが高いという方は、会社説明会やカジュアル面談も実施していますので、ぜひお気軽にお越しください。皆さまにお会いできることを楽しみにしております!

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