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『育成年代の選手、指導者の自立的な活動をサポートするnote』スポーツ科学/スポーツ心…

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『育成年代の選手、指導者の自立的な活動をサポートするnote』スポーツ科学/スポーツ心理学/スポーツ哲学/ジャンルは問わず、心技体への複合的なアプローチ/トレーニングの基本原理を重視/走り込みは無意味/サッカーに特異的な指導論

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  • 【全編無料】0から始めるメンタルトレーニング

    メンタルトレーニングの概要から、実際の方法まで。

最近の記事

0から始める「メンタルトレーニング」⑧サイキングアップについて

前回のnoteでは「セルフモニタリング」の方法を紹介した。 ↓前回の記事↓ 今回は、リラクセーション技法と対となって、緊張をコントロールする重要なメンタルトレーニングの方法「サイキングアップ」についてである。 サイキングアップ サイキングアップとは、リラクセーション技法と対になる「緊張を高める」メンタルトレーニングの技法である。ここまでのnoteで再三述べてきたように、ここでいう緊張とは、大脳皮質の覚醒の度合いのことを指している。つまり、リラクセーション技法では、過度に

    • 【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」⑦

      前回のnoteでは、リラクセーション技法における「腹式呼吸」を紹介した。 ↓前回の記事↓ 今回は、リラクセーション技法のみならず、全てのメンタルトレーニングにおいて重要な要素の1つ「セルフモニタリング(自己客観視)」についてである。 セルフモニタリングの重要性は、再三このnoteのシリーズで述べてきたが、本noteでは、その具体的な方法を紹介する。 まずは、復習がてらセルフモニタリングとは何かについてもう一度ここで触れておく。 セルフモニタリングセルフモニタリングと

      • 【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」⑥

        前回のnoteでは、「逆U字仮説」と、認知的不安について、「カタストロフィ・モデル」や「ヒステリシス現象」について紹介した。 ↓前回の記事↓ 今回は、実際の「リラクセーション技法」のメンタルトレーニング内容を紹介する。 リラクセーション技法には、「腹式呼吸」や「自律訓練法」「筋弛緩法」など様々なものがあるが、本noteでは「腹式呼吸」を紹介する。サイキングアップなど、それ以外のメンタルトレーニングについても、次回のnoteから順を追って紹介していく。 腹式呼吸私たちは

        • 【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」⑤

          前回のnoteでは、「あがり」に対処するメンタルトレーニング「リラクセーション技法」と「サイキングアップ」を紹介し、それに併せて「逆U字仮説」についても簡単に触れた。 ↓前回の記事↓ 今回は、より踏み込んだ心理状態とパフォーマンスの関係性について考える。 メンタルトレーニングの実施に際した心理状態の基本的な概要については、前回紹介した「逆U字仮説」の知識で十分とも考えられるため、より深い包括的なメンタルトレーニングについての知見を持ちたい場合に、本noteを読むと良い。

        0から始める「メンタルトレーニング」⑧サイキングアップについて

        • 【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」⑦

        • 【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」⑥

        • 【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」⑤

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        • 【全編無料】0から始めるメンタルトレーニング
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        記事

          【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」④

          前回の記事では、アスリートが個人的にメンタルトレーニングを行う際に重要となる二つのことについて学んだ。とくに、「自己客観視(セルフモニタリング)」については、メンタルトレーニングを学ぶ上で頻出の語彙になるので、イマイチその概要をつかめていない場合は、適宜前回の記事を見直しながら、読み進めてほしい。 ↓前回の記事↓ では、いよいよ実践的な内容に移る。紹介するメンタルトレーニングは「リラクセーション技法」である。このメンタルトレーニングは、主に「緊張」と密接に関係したものであ

          【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」④

          【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」③

          前回のnoteでは、フィードバックを中心としたメンタルトレーニングの概要と実施方法について学んだ。 ↓前回の記事↓ 今回は、アスリート個人がメンタルトレーニングを実施する際に、特に意識したい2点 ・メンタルトレーニングの引き出しを増やすこと ・自己客観視(セルフモニタリング)の精度を高めること について、考えていく。 メンタルトレーニングの引き出しを増やすこと、すなわち実施可能なメンタルトレーニングのレパートリーを増やすことが必要な理由についてだが、これも前回の記事

          【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」③

          【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」②

          前回のnoteでは、「メンタルトレーニングとは何か」について学んだ。 ↓前回の記事↓ 今回は、もう少し踏み込んだメンタルトレーニングの概要、実施方法を紹介する。 メンタルトレーニングの概要 通常、メンタルトレーニングは「指導士」とアスリートの関係性の中で「教育的な」アプローチとして用いられる。トレーニングのフィードバックは、指導士が客観性をもって記録していくことが望ましいが、本noteではアスリート個人が、「自分」という資源のみを用いて実施できるような内容を前提としてい

          【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」②

          【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」①

          はじめに 今では聞きなじみのある「メンタルトレーニング」という言葉だが、実際にどのような手順・方法で行われるのか、またその効果というのは不透明で、中には「なんだか胡散臭い」という印象を抱く人もいるのではないだろうか。 それもそのはず、「メンタル」すなわち「心」というのは、実体を持たず、決して目に見えるような代物ではない(直接的には)。そのような観念的なものについて、それを鍛えようなんていうのは、なんだか虫が良いような気もする。 しかし、欧州をはじめ世界各国では、「メンタル

          【自粛をチャンスに】0から始める「メンタルトレーニング」①

          【スグわかる!】「体力」とは何か?人間には2種類の体力がある―…

          このnoteを読むと・・・ ・体力の概要がわかる。 ・持久力の概要がわかる。 ・トレーニング観が養われる。 ・トレーニング原則と体力の関係性がわかる。 ・体力向上を目的とする走り込みの非効率性がわかる。 まえがき 人間には、2種類の体力があるー それは、「身体的要素」と「精神的要素」にわけられます。 既にこの図をご存知で、それぞれの要素について理解されている方は、本記事を読む必要はありません。 一方で、これらの体力についての諸要素を知らずして指導に当たっている方は、

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          【スグわかる!】「体力」とは何か?人間には2種類の体力…

          形骸化した学校教育「生への倦怠」

          まえがき 40000字を超える本記事だが、内容にそぐわない水増しは一切行っていない。 本記事をすべてのスポーツ指導者が読み、道徳的諸観念及び教育学の領域に思索を巡らせれば、それは荒廃しきった日本のスポーツ界・教育界の改革となり得る。 スポーツ指導者が教育者としての側面を持つ以上、「教育学」を学ぶことは、大変意義深いことである。特に、育成年代(ここでは便宜上育成年代という語彙を使用するが)を指導する場合は、「子どもとは何か」という事について、何か一つの真理を目指すことはな

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          980

          形骸化した学校教育「生への倦怠」

          「目標設定5原則」で、全ての挫折を回避する。

          このnoteを読むと・・・ ・目標設定の意義がわかる。 ・原理原則の重要性がわかる。 ・目標設定技法の手順がわかる。 ・チームの「方向づけ」が出来る。 ・モチベーションの上げ方がわかる。 ・一生涯使える目標設定の知識が身につく。 ・勝利至上主義に対しての、抑止力になるかもしれない。 ・「動機づけ」や「メンタルトレーニング」についての基礎知識が身につく。 このnoteの概要 ・有料※ ・約15000字 ・初学者でも読める。 ・過去記事の引用は無し。 ・競技者や指導者でなくても

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          「目標設定5原則」で、全ての挫折を回避する。

          【150部突破】「7つのトレーニング原則」で、全ての近代的スパルタ指導を破壊できる。

          このnoteを読むと・・・ ・「サッカーの競技性理解」を促す。 ・「競技者の自立的な行動」を促す。 ・「原理原則」の重要性がわかる。 ・「トレーニング」とは何かわかる。 ・「走り込み」などの非効率性がわかる。 ・「7つのトレーニング原理原則」がわかる。 ・「スポーツパフォーマンス」とは何かわかる。 ・巷の様々なトレーニングの中から、取捨選択ができるようになる。 このnoteの概要 ・途中まで無料 ・全部で約15000字 ・過去記事の引用は無し ・育成年代(小学生~高校生

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          【150部突破】「7つのトレーニング原則」で、全ての近代…