ガンプラ素組みレビュー#2-1 HGUCペーネロペー オデュッセウスガンダム編


今回は映画「閃光のハサウェイ」に登場したMS,ペーネロペーをレビューしたいと思います.3月ほどに家電量販店で購入し,価格は5,600円(税込)でした.設定ではガンダム(18m)の約1.5倍の全高(26m)であり,大型のキットとなります.前回のキュベレイの箱と比べてもこのありさま.これは骨が折れる予感…


本キットはABSレス,ポリキャップレスでした.ホイルシール1枚が付属し,見た感じだとシール補填箇所は多そうです.もちろん本体は新規造形.

A1,A2ランナー
B,Cランナー
D1,D2,Eランナー
F,Gランナー
H1,H2,Iランナー
J, Kランナー
Mランナー,ベース,SBパーツ,ホイルシール

ベースは古くからのHG汎用と思えますが,支柱部分はペーネロペー専用にアップデートされてます.

本キットは設定の通り,素体となるオデュッセウスガンダムと追加ユニットであるフィックスド・フライトユニットの2機が合わさるもののため,まずはオデュッセウスガンダムをレビューいたします.

まずは頭部&胸部.近年のガンダムタイプでは珍しく,目がクリアパーツではありませんでした.

肩はユニット取付のため引き出し機構がありますが,前後,上下のスイング機構はありません.見上げた際,首元の裏がチープな印象があります.合わせ目はほぼありませんが,次の腕部を含めて紹介いたします.

次に腕部です.手パーツは両手の平手と握り手,右手の銃持ち手が付属します.固定武装のコンポジット・ウェポンユニット(以下,固定兵装)が前腕部に付属します.

固定兵装をとった状態.肘の可動は以下の通りで,前腕部及び二の腕は回転し自由度高め.

そのため固定兵装をあらゆる角度に動かせますが,白と青のエッジ部分と中央の青色の砲口部分に合わせ目ができます.

その他の合わせ目は肩部分に大きく出ています.他には頭部の襟足の後ろ,および襟元の青部分にあります.また,首パーツの後には肉抜き穴がありました.

続いて腰部および脚部です.オデュッセウスだけではほとんど白一色で,ふくらはぎ側面のスラスターが黄色に色分けされてます.

股関節はボールジョイントで,基部が回転します.この点は好みがわかれるところ.腰アーマーの裏打ちは後部のみですが,ディテールはあっさりめです.前部アーマーは根元を切ることで独立可動します.
腰の後部アーマーはボールジョイント接続です.

脚部の可動.膝は大きく曲がり,つま先もゼータ系のように動きます.太もも基部は軸可動.ふくらはぎ下のバーニアは色分けが必要です.合わせ目は太ももの側面に大きく出ています.

.オデュッセウスガンダム完成.フロントとリア.各部モールドが多く,すみ入れだけでも一気に見栄えが良くなりそうです.
シールは貼っていません.シールは頭部カメラアイ,頭頂部センサー,肩部スラスターの色分けに必要です.
肩部スラスターは赤のパーツですが,後はめできなそうなのでつけていません.

大きさ比較.左がMGガンダム ver.3.0,右がEGガンダム(塗装実験体のため汚いです,すみません)です.一般的なMGと同格の大きさといったところです.

各部可動です.肩は,アーマーとの干渉により上には上がりません.足はボールジョイント接続により,股割りはできず ↓ が限度です.

頭部は襟足と襟元の干渉により一回転はできずここまでが限界.

腰は赤色のパーツが腰アーマー基部と干渉し少ししか回転しません.

膝立ちは,つま先の可動,腰の後部アーマーの可動のおかげで楽々でき,姿勢も安定します.

付属の武装です.先述の固定兵装とビームライフルがあります.ビームライフルは白部分がほぼモナカ構造で,後はめができない厄介な構造です.

固定兵装は青の砲口部分を展開することでビームガンおよびビームサーベルの役割をなし,ビームエフェクトを取り付けることができます.ビームエフェクトは薄いピンク色でHG汎用とみられます.本キットの大きさと比べ少し物足りない印象です.

ビームライフルを持たせてみます.銃持ち手とはグリップ部分がみっちり当てはまる構造で,保持力も良好です.

ベースを用いてポージング.説明書通りに組み立てると姿勢は空中直立となります.オデュッセウス単体だと支柱はそこまでプルプルしません.

近接格闘アクション.1枚目は,支柱を反転させて組み立てると前傾姿勢でポージングできる裏技を導入しました.

以上でオデュッセウスガンダムの紹介とレビューでした.最近のキットながら意外と合わせ目や干渉が目立ちましたが,ディテール,各部保持力はペーネロペーの素体ということもあってかかなり良好でした.

後編に続く…


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