ぐうたらリスの庭づくり
柿の木、薔薇の木、沈丁花。
あとは季節の草花がささやかに咲く、猫のひたいのような我が家の庭である。
ほぼほったらかし、雑草が幅を利かせているのだが、この間ささやかな抵抗(草むしり)をしていると、下から何やら見覚えのある芽が出てきた。
これは…チューリップ?あと水仙?
そういえば、去年植えて花が咲いた球根、そのままにしていたのだった。
すっかり忘れて、何もケアをしていなかったのに、健気にも芽吹いてくれていたらしい。
気づいてみると、ここにも、あそこにも。
これはあれだ、冬ごもりをするリスがあちこちに木の実を埋めて忘れ、そのまま芽吹いてくるやつと一緒ですね…
自分の記憶力のなさに呆れながら、出てきてくれた芽の写真を撮ったので、去年咲いた時の写真と並べてみよう。
半月もしたら、答え合わせができるはず。
並べてみるとワクワクしてきた!
今年はどのくらい咲いてくれるかしら。春を連れてきてくれる花たち、楽しみだなあ。
1つだけ、まだ芽が見当たらなくて心配している花がある。
小さいけれど、整った美しい花を咲かせるオーニソガラム。
雨に濡れると、白い花弁が透き通ってガラス細工みたいになるところがとても好き、なのだけど…
間違えて球根掘り起こしてしまったのか、鳥に食べられちゃったのか。
無事に出てきてくれるといいな。
タイトルのところにいるのは鉢植えを守るちっちゃなリスくん。
ぐうたらなのは私です…
が、べつに嫌いではないぐうたらという語感。
のんびり、まったり、好きなことだけ。たまに動く。植えっぱなしで忘れていた花たちに、毎年新鮮に驚かされる。
ね、悪くなさそうでしょ?
ぐうたらなりに薔薇の剪定などもしたのだけど、その話はまた別の時に。
最後にもうひとつだけ、今年植えたニューフェイスをご紹介。
実は昨日の暖かさで、早くも咲き始めていた。
(写真はまだ)
ヒヤシンスといえば、茎がすうっと伸びて咲き始めるのに、植え方が悪かったのかなんなのか、そのままの背丈で花を開き始めたのだ。気が早いよ!
これから茎も伸びるのか、それとも咲いたらもうそのままなのか…
忘れなかったら観察して、気まぐれな探究心を満たしてみよう。
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