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スラシ (ホーリーバジル)

Selasih

ocimum basilicum


シソ科 メボウキ属
バリ語   Selasih miik
英語    holy basil
日本語.        バジル メボウキ

インド原産のバジルには、沢山の種類がある。インドではトゥルシーと呼ばれているのはホーリーバジル。料理によく使われるクマンギはレモンバジル。高さ約1m、葉は細長く良い香りがする。花は茎の先端につき、紫色っぽい鞘から小さな白い花を咲かせる。
温 性

利用部分
葉  頭痛、咳、熱、口内炎、便秘、腹部満腹感、消化不良
   結核、生理不順、リウマチ
種  目の炎症、糖尿病

作用
鎮痛作用
発汗作用
利尿作用
血行促進作用
駆風作用
抗菌作用

トゥルシーの花


最高司祭プダンダが我が家にいらした時、ここそこに生えていたスラシを見て、 
「スラシは神聖な草だからムラジャン (家の社)に植えないといけません」としかられた。

こぼれ種から芽を出していたスラシをムラジャン横に移植したが、生き残ったスラシは1本の苗だけに。絶滅寸前。 あまり見かけない種類なので、種をとっておかなかったのを反省する。

スラシはバジルの一種、レモンバジル、スイートバジルがそばにあると、種が掛け合わされて新種になってしまう。 スラシの花の鞘は紫色で、葉はスイートバジルより小ぶりで細長いので区別できる。 バリではスラシ・ミイック (香りがいいというバリ語)と呼ばれ、インドから来たトゥルシーとはちょっと種類が違うようだ。

ウィシュヌ神の生まれ変わりという神聖な草であり、供物にもこの花がよく使われる。 ハーブとしては、セキ止めの治療に使われる。種 (バジルシード) はグルコマンナンという成分があり、繊維質を含んでおり、飲み物に加えればパナスダラムの解消にな

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