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おやつよりおめざ。

最近おめざにハマっている。

朝の人気番組だった「はなまるマーケット」で、今日のおめざがトークコーナーで振る舞われていて、おめざという言葉を知った。なんだか懐かしい。

おめざという言葉の意味を調べてみると…

《「おめざめ」の略》目を覚ますことの幼児語。また、子供が目覚めたときに与える菓子など。

と出てきた。お菓子だけの意味ではないようだが、はなまるマーケットの見過ぎなのか、お菓子のイメージしかない。

そしてお目覚めだけに、やはり午前中に食べるものという認識がある。

私はだいたいクッキー2枚と温かいカフェオレをおめざにしている。

だいたい朝6時に起きて、顔を洗って、メイクしながら韓国語の勉強をするのが私のモーニングルーティンなのだが、その時におめざを食べるのだ。

おめざによって目が覚め、腸も動き出してなんとなく便通のリズムがついてきた。最近ストレス性のものなのか便秘が悩みの種だったので、おめざのおかげで解消された感じがする。

おめざが医学的にどうなのかは別として、私はそれにより腸が動き出し、朝ごはんもしっかり食べられる。それで体重に影響があるかもしれないが、今のところ大きな変化はない。昼ごはんが食べられない日もあるし、日中のカロリー消費が半端ないので朝からしっかりエネルギーを取っておく必要がある。

そういえば昔、イタリア人の友達夫婦の家にお泊まりをした。
夜はピザ、パスタ、リゾットなどこれでもかと言うほど食べるのに、イタリア人の朝ごはん(私の友人達)は、クッキー一枚に紅茶だった。

私にもそれを出され、「え?これだけ??」と思った記憶がある。なんせ朝からご飯2杯食べるような大食い女には、

「いやクッキー一枚と紅茶て!」

と冗談かと思った。ははは、この後きっとパニーニとか出てくるんだよね、ねぇ!と期待はしていたものの、結局そのクッキー一枚で終わってしまった…。

これが彼らの朝食、いやおめざだったのだろう。

105歳で天寿を全うされた、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生。
日野原先生の食事方法は有名だ。

「私の朝の食事はコーヒーとジュースだけ、昼も牛乳一本とクッキーですませることがほとんどです。まるで水分だけで生きているようです」‐‐信じられないことに、九一歳の医師・日野原重明さんは、そんな軽い食事で超激務をこなしている。自身が理事長を務める病院での診察、たくさんのスタッフへの指示、遠隔地への往診、ボランティアや文化活動、それらの原動力が、コーヒーとジュースだけとは……。
そうはいってもこのオレンジジュースにはひとつ、独特の工夫がある。「ジュースはオレンジでも何でもこだわりません。で、そのコップ一杯のジュースに植物油を一五ミリリットル入れて飲みます。こうすると肌のツヤが良くなるのです」。
自宅を出るのは午前7時30分、車の中でも執筆することもあり、8時30分病院到着後、すぐさま業務に入る。「皆さんもそうでしょうけれど、朝は時間がない。できるだけ効率的に食事を済ませたい。このジュースなら、生野菜にドレッシングをかけたサラダと同じ効果が得られます。三〇年ほど続けていますね」。
ランチの「牛乳一本とクッキー」は二〇年来の習慣。「牛乳は苦手だったのを苦労して習慣づけました」。夜は、「サラダをびっくりするくらい食べます。立食パーティーなども多いですが、やはりサラダをとるように心掛けています。あと魚や脂のない肉やは大豆食品。レシチンが多いので頭に良いですからね」。
「日本食糧新聞」2003年より抜粋

おめざではないかもしれないが、このお話を読むと、案外イタリア人くらいの量でちょうど良いのかも??と思う。これと比べると私はちょっと食べ過ぎだ。

日野原先生の最晩年にお仕事をする姿を遠くから拝見していたので、この話は嘘ではない。本当に全身からパワーが出ている先生だった。

体重やカロリーコントロールは私もとても大切だなぁと思う。
そのあたりを気にしつつも、起床時の楽しみとしてもう少しおめざを続けてみようと思っている。

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