見出し画像

踏み出す一歩

本当に恥ずかしい話をするんですけど、私は結婚できなかったこと、子供を産まなかったことにとても劣等感があります。(これはあくまでも私が感じたことです。)
好きでそういう人生を選んだんでしょ?と言われたらそれまでなんですが、私の場合はちょっと複雑です。私にはまず「誰からも愛されなかった」という大きなトラウマがあるからです。

なので既婚で子育てをしている女性のことを尊敬しつつも、自分がとんでもなく惨めな気持ちになっています。友人たちの話は聞くけど、実は全く共感できていません。

だから大勢の中で私1人独身である会があると、黙って他者の子育ての話を聞くしかなく、肩身の狭い思いをしています。そうなると必然的にそういう集まりは避けるようになりました。

一度ある人が、
「あの人は子供を産んだことがないから人の気持ちがわからないのよ。」と言っているのを聞いてしまいました。私はただただ苦笑い。
私のことを言ったわけではないけれど、私も出産経験がないのでものすごく心が痛みました。
私は子供の頃から人の顔色や心を読んで読んで読みまくって生きてきたのですが、出産していないとどうやらそれだけでは足りないそうです。

私は最近同年代の人と話したいと思うことがなくなりました。もっと多様な話をしてみたいと思うけれど、どうしたって劣等感からは抜け出せないので、そこを感じないように避けています。

ただそれではダメだとも思っているのです。

こんな自分を変えたい。
一歩前に踏み出したい。

そんなことを思っていた時、朝日新聞主催のAging Gracefullyというプロジェクトで座談会のメンバーを募集していると知ったのです。

朝日新聞社と宝島社の女性誌『GLOW』が2018年から共同で取り組んでいるAging Gracefullyプロジェクト。40代50代を「Aging Gracefully=AG世代」と名づけ、「人生100年時代」に向けて40代50代の女性が自分らしく年齢を重ねていくために役立つ健康、美容、働き方などの情報を発信し、イベントや勉強会を開催しています。

座談会メンバー募集要項より抜粋

こんな私でも応募してもいいのだろうか…。
不安がよぎりましたが、苦手な世代の女性たちだからこそどんなことを語り、考えているのかを知りたいと思うようになりました。

私は人より劣っているけれど、人とは違う何かがあるかもしれない。そんな発見があるといいなぁと思っています。

応募多数の場合は抽選のようなので選ばれるかわかりませんが、応募したことに大きな意味があると思っています。

今の目標は、劣等感が少しでも軽くなり、普通に話ができるようになること。

小さな一歩だけれど動き出そうと思います。

それでは皆さま、素敵な週末をお過ごしください。

Bonne nuit⭐️

サポートしてくださるとめちゃくちゃ嬉しいです!!