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江戸東京博物館に行ってみたのは、ブラタモリがきっかけだった

最近タモさんはブラブラしなくなったが(コロナの影響で)、ブラタモリが好きだ。

タモリさんの底なしの知識と、石、ダム、地層、傾斜など様々なモノへの愛を感じ、視聴者もとても勉強になる番組だ。

この番組、実は研究者たちの間でも非常に評価が高いという。

そしてこの「ブラタモリ」は2017年に日本地質学会からも地質学への貢献として表彰を受けている。事実、ブラタモリは地質学からアプローチし、その結果なぜそこに人の営みや文化が生まれたかをわかりやすく伝えてくれる。

そんなブラタモリ、先週の放送が「江戸の水〜江戸の水が東京を潤す?〜」というテーマで、江戸東京博物館からの放送だった。

実はわたくし、日本の歴史が好きだ。小,中と日本の歴史が大得意で、高校では日本史を履修していたほどだ。

好きな時代は、奈良、平安時代と戦国時代末期から江戸時代。

きっかけは大原麗子さんが演じた「春日局」を見てから。好きすぎて春日局の伝記漫画まで持っていた。何がそんなに良かったかもう忘れたが、それ以降歴史が好きになった。

というわけで、昨日はとてもお天気も良かったので久しぶりに東京に行ってみることに。

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両国橋から見たスカイツリー。澄み切った青空だった。

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江戸東京博物館は両国国技館のすぐお隣。課外学習で来ていた小、中学生やお年寄りがとても多かった。

私は今回常設展示だけを見ることに。ブラタモリで昔の日本橋が再現されていると知り、どうしても見てみたかったのだ。

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ミニチュアで再現された日本橋が賑やか。

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庶民の暮らしも再現されている。

家康からはじまる徳川家がいかにして全国を統一し(参勤交代など)、世襲をたやさないようにしてきたかが、とても興味深かった。

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ブラタモリでも紹介されていた水道管。この時代に綺麗な水を引く整備をしていたのはすごい。

武家と町人がどのような暮らしていたかがとても丁寧に説明されていてわかりやすかった。町人文化が花ひらいた江戸時代はやっぱり面白い。そして今も江戸の面影を残しつつ、東京という街があるのだからすごいことなのだなぁと思う。

日本史に関して幕末から全く興味が失せてしまう私は、その辺のごちゃごちゃはさておき、明治の文明開花ゾーンへと進んだ。

時間ごとに鹿鳴館などのジオラマがライトアップされるので、これは面白かった。

そして時代は大正、昭和へ。

関東大震災、東京大空襲など本当に江戸から東京までのことを学ぶことができる。

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これ、戦時中にアメリカに爆弾を落とすために作られた風船(パラシュート)。
90代後半の女性たちがいつも、「爆弾を飛ばす風船を縫わされて本当に嫌だった」と言っていた実物を初めて見ることができた。こんなんじゃ戦争に勝てない。

そのほかにも戦時中のラジオ放送が聞けたりとさまざまな工夫がされている。(2・26事件の時のラジオ放送は迫力満点)

もちろん復興を遂げた日本の風景もある。

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東京にあった団地の風景。昭和の香りがする。なんだか懐かしい感じ。

1964年の東京オリンピックのポスター、それ以降は私にも馴染みのあるものがいくつも展示されていた。

江戸に幕府が開かれて、420年あまり。

戦乱の世が終わり、人々が慎ましくも平和に、小さな楽しみを見つけ暮らしていた江戸時代。

時代は明治、大正、昭和、平成を超えて、私たちは今令和の時代を生きている。

でもこの時代もいつかは「歴史」になるのだ。

私にとってはつい最近の出来事もすでに「歴史」となっている。この新型コロナウィルスのことだって、いつか歴史の教科書に載るのかもしれない。

地層のように積み重なった歴史の上に私たちの「今」がある。そんなことを考えながら博物館を後にした。ブラタモリのおかげで本当に東京をぶらぶらしたぞ〜!

この博物館、子供から大人まで楽しめるのでご興味のある方はぜひ!

素敵な週末をお過ごしくださいね♫


#日本史がすき

(11月22日追記)こんな嬉しいお知らせが届きました。ありがとうございます。

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