というタイトルが&Premiumの表紙を飾っていた。

『センス」という言葉を聞くと、まず思い起こすのがファッション。そのほかには、言葉、笑い、音楽、生き方などが思いつく。才能…とは似ているようでなんか違う？？と私は思っている。

「センスがいい」というのは、どちらかと言うと好印象を与える。そしてセンスがいい人は、がんばらず、サラッと自然に身についているものなのではないかと思う。

ファッションセンスのことをたとえに言うと、どんなに高級なブランド品ばかり身につけていても、センスの一欠片もなくて残念だなと思う人もいるし、それこそファストファッションを着ているだけなのに、センスの塊みたいな人もいる。

私の考えるセンスとは、「自分の美意識や知識、経験が顕在化してくるもの」かなと。または、非常に感覚的で、感度が高いアンテナを持つ人というイメージだろうか？？？

この特集では「あなたが思うセンスのいい人って誰ですか？」という質問をさまざまなジャンルの人に投げかけているのだけど、私はもし自分にこの質問を投げかけられたら…と考えて、二人の友人が浮かんできたのだ。

一人目は初めて大学病院で働いた時にできた友人。
同じように地方から出てきたとは思えないくらいセンスの塊の人だなぁと感じて、それに比べて自分は田舎もんだなぁと思った記憶がある。
彼女とはしょっちゅう一緒に時間を過ごしていて、カラオケとかによく行ったりした。彼女の歌う曲や知っている曲がオシャレだったので、私は少なからず彼女から影響を受けたし、ファッションも私が知らないことをたくさん知ってて、こういうのを「センスがいい」っていうんだなと思っていた。

もう一人はパリ留学時代に出会った友人。彼女は有名なフローリストで、今もパリで働いていて、美的センスがずば抜けて高い人。息してるだけでオシャレなんじゃないかというくらいの人だった。

そして二人ともサラッとそれをこなしているところが素敵⭐︎

病院時代の友人と先日久しぶりに話した時、相変わらず二人ともハイブランドのものは何一つ持っていないという話になった笑。彼女の生き方がカッコいいなぁと相変わらず見習うことが多い。

話は変わるが、先日小さなショルダーバッグが欲しいなとぶらぶらしており、agnès b.に偶然入った。
素敵なバッグだけど、○万円…。

いや買えん。

そしてまたぶらぶら歩いていたら、めちゃくちゃかわいくて、色も私好みのショルダーバッグを見つけた。

しかも3000円！

アニエスも素敵だったが、後者の方が色々なオシャレのアイディアが私の中に浮かんできたので、迷わず購入した。いい買い物をしたな、となんだか久々嬉しくなった♬

私は自分でセンスがある人かどうかはわからない。だけど自分がいい！と思った直感をなるべく信じるようにしている。

お洒落が大好きだけど、私にとって高いとかブランドの名前とか流行は意外とどうでもいい。
むしろ自分がいい！と思えたものをどう育てていくか、バリエーションを広げられるか、それを楽しめるかどうかだと思う。

センスは先天的なことばかりではなく、人生でいろんなことを体験していく中で、後天的にも身につき、磨かれていくものではないだろうか？

自分にさらに磨きをかけて感度を高めていくために、色々な経験を全て糧にしていけたらいいな、そんなふうに記事を書きながら思った。