12歳の世阿弥の舞った能が
室町将軍足利義満の目止まった。
美少年世阿弥の愛らしさに
義満がメロメロになったのです。
650年以上昔のことです。

ここで、世阿弥は、
一旦人生のピークを迎えますが、
自分の華やかな過去の栄光と闘い、
衰える美貌や、衰える肉体と闘い、
それまで宗教的儀式程度でしかなかった「能」を
芸術の域にまで昇華させたのです。

神童であった世阿弥は、
努力をしつづけ、
大人になっても「ただの人」とならず
「巨匠」となったのです。

そして、そのことを文字にして残していたのです。
「風姿花伝」や「花鏡」です。長い間「秘伝」とされ
読むことはできませんでした。

有名な
「秘すれば花」
「初心忘れるべからず」
もこれらの書の中の言葉です。

その内容を、
恐れ多くも
勝手に私が超意訳をさせていただきました。

人は歳を重ねる。
何かを失いながら、
あなたの人生を辿ることになる。
何かを失っていく試練の時なのだ。
その失うと同時に、
何かを得ることができる。

初心忘るべからず

その人生の時々に
その年相応の壁がある
その壁ごとに「初心」はある。

昨日の自分と闘い、自分を磨き続けろ。
常に自己最高記録を目指せ。

前向きにチャレンジし続けろ。

YOUの敵は「老い」じゃない。
「慢心」や「あきらめ」つまりYOUの敵はYOUなのだ。

と。

私の超意訳にお付き合いいただきまして
ありがとうございました！

世阿弥、この方 ただもんじゃないです。ぱねぇっす。

なんしか、カッコいい大人になろう。

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