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若い先生方へ(3)

担任として・・続きです。
6 親からの信頼
「うちの先生なら間違いない。」と親が思ってくれるまでには時間がか  かる。しかし信頼を失うのは一口、一動作だ。
 どうも教育はサービス業になったような気がします。国家百年の計を担っている気概で業務に当たっていきましょう。
7 学校はだれのためにあるか
 学校は一人ひとりの子どものためにある。したがって主人公は子ども。  教師の都合や一方的な考えで教育活動を進めてはならない。また、学校で行う全ての活動は法令に依拠していることは言うまでもない。
 これは、子どものために・・・というのは如何かなと思います。子どもにとって・・・という思考でありたいものです。
8 危機意識
 他の学校で起きたことは本校でも起きる。他学年や隣のクラスで起きたことはすぐにうちのクラスでも起きる。他県・他市で起きた事案は「対岸の火事」と思わず、なぜ起こったか等の情報収集に努め、平時において改善すべき点は速やかに対応することだ。
 日々新聞を見るのがつらい・・そんな気分です。あまりに管理下の事故や不祥事が多すぎます。若い先生方、身をきれいにして大業を担っているとの思いで業務に精勤してください。
9 ピンチはチャンス
 残念ながら問題が生じた場合は改善へのチャンスと思い、解決に向けて積極果敢に取り組むこと。問題を隠蔽したり先延ばししたりすると解決を遅らせるばかりか、二次的展開さえ生むことになる。問題発生の5分がその後を左右する。
 初期対応5分の勝負です。何か起きたら、やらねばならないことをすぐに3つ考える。この訓練をしてください。一人で抱き込んではだめですよ。やらねばならないことの一つに、上司への5w1h概要報告、すぐ報告。一人で取り込んだら片付けまで一人でやらねばならなくなります。何か起こったら言下5つ言える。この資質が校長には必要です。
10 一部でも全体で
 一部の子どもの問題であっても一部のことだけにせず、内容を分析し、学級全体のこととして取り組みたい。広げて学年や学校に敷衍してもよい。物事は起こるべきして起きている。環境を整備しないとまた起こる。
 他の学級で起きていることは、すぐにあたなの学級でも起きると想起することが必要です。 
11 めざす教師像
 日々の業務をとおして、自分のライフプランを立てたい。何年後にどんな学校に勤めたいか。将来どんな教師をめざすのか。スーパーティーチャーか管理職か。めざす教師像を思い浮かべ、その理想に近づこうとすることで資質は大きく高まる。
 現職人生は長いようで短いものです。日々の多端さにつぶれずに、はやく目覚めてライフプランを立てましょう。
 今回はここまでです。CU AGN

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