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バートルテストから考えるゲームデザイン(その後ゲーミフィケーションに繋がる)

 こんにちは。ゲーミフィケーション賢者Lv98の”きっしー”です。

 高一生向けの「ゲーム探究」授業で、「バートルテストからゲームデザインを考える」をやりました。

バートルテストとは?画像3

 ゲーム研究者のバートルは、「主体的に係わりたい、相互的に係わりたい」「ゲーム内世界を楽しみたい、プレイヤーと楽しみたい」の2軸で、プレイヤーの気質を切り分け、「アチーバー(達成者)」「エクスプローラー(冒険者)」「ソーシャライザー(交流者)」「キラー(殺人者)」の4つのカテゴリーに分類しました。

バートルテストをやってみる

 主観的に自分のタイプを考えた後、簡易テストで自分自身の一番強い4分類を共有しました。
http://aladaka.blogspot.com/2016/05/bartle-test-jp.html

結果、今年一番多かったのは、ソーシャライザーでした。(同じコースの生徒でも、年ごとに違っています)

1.アチーバー 5人
 レベル上げが大好き、挑戦の対象が欲しい
2.エクスプローラー 5人
 新しい発見を求める、繰り返し作業は苦手
3.ソーシャライザー 7人
 プレイヤーとの交流が楽しい、頼りにされたい
4.キラー 2人
 個人のスキルを見せつけたい、プレイヤーが最大の敵

💡閃いたのは、YES NO30個の設問に答えなくても、好きなゲームとそのゲームが好きな理由に関する設問を作ることで、バートル4タイプの適性を導き出せるのではという事です。作ってみよう。

バートル4タイプにすすめるゲームは?

 4つのタイプの説明、自分自身のタイプから、ゲーム好きの4タイプの人にすすめるゲームを考えてもらいました。結果は、下の表のように。

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バートル4タイプにもりこむゲーム仕様とは?
 「万人に刺さるゲーム作りは無理」の教えを踏まえた上で、もし4タイプそれぞれに向けたゲームを作るとしたら、どんな仕様を盛り込めばよいかをディスカッションしました。結果、下記のようにいっぱい出ました。

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 生徒からの授業感想は、「バートル4分類を学んで、次に作るゲームには、ターゲットに合わせた仕様を盛り込んでみよう」「逆に刺さらない仕様は削ると良いのかも」という、ゲームデザインでの深い学びが得られました。

で、その先ですが、「バートル4分類」は、ゲーミフィケーションデザインでも活用できると考えました。詳しくは次回に。
(つづく)

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