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JPT役員が語る!将来のJPTを担う人たちへ伝えたいこと ~新社長インタビュー第3回:JPTのさらなる発展と従業員のために~

本企画では、新社長の阿渡さんにご登場いただき、JPTへの熱い想いを語っていただきます!
第3回は、阿渡さんがどんな想いで成川さんから社長を引き受けられたのか、心の内をお話いただきました。

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                                                                     (執筆:JPTアンバサダー ぽり)

全4回でインタビュー内容をお届けします。
-   第1回:JPT参画への経緯
-   第2回:副社長を経験して気づいたこと
-   第3回:JPTのさらなる発展と従業員のために(本記事)
-   第4回:今後の展望と従業員への想い  

ー先日成川さんから阿渡さんへの社長交代が発表されました。成川さんからお話があった時のことをお伺いできますか?

成川さんから最初に話を聞いたのは2022年11月ぐらいでしたね。二人で出張に行った際に「日揮を辞めようと思っている」ことを聞きました。成川さんは大体いつも驚くことしか言わないので、そんなに驚かなかったです(笑)その時に成川さんから「阿渡さん、社長やりませんか?」と聞かれたのですが、設立当初から5年の兼務出向期間が終了したら成川さんと2人でJPTを卒業し、それまでに新たな後継者を確保するイメージでいたので、その時は自分が社長をやることは考えていませんでした。僕自身が社長キャラではないと自覚しているので、やるイメージが全く湧かなかったのが正直なところです。
 
その後も成川さんといろいろ話をしながら、改めて自分でも深く考えるようになりました。そして、一番守らなければならないJPTの従業員のことを考えると、社長交代は大きなインパクトであり、少なからず心身に影響を与えたり、不安な感情を抱く従業員も出てくるだろうと想像できたので、それを最小限に留めるために僕が社長になろうと決断しました。

ー社長になると決断されて、今どんなお気持ちですか?

成川さんと一緒に仕事をしていれば、こういう人が社長に向いているんだな、と感じますし、自分が同じことができるかというと出来ないです。ただ、人それぞれ社長の色があると思うので、成川さんと同じことをする必要はないと思っています。むしろ、これからのJPTには阿渡のようなタイプが社長として前に立つべきだと思っているくらいです。いまは立場に見合った知識や経験がなくても、ゴールに向かって試行錯誤する過程で、自然と求められる姿に近づいていくものだと思っているので、「よし、やってみよう!」という気持ちが今は強くなっています。

ー阿渡さんの意気込みが伝わってきます。JPTの今後について、どのようにお考えでしょうか?

一言で例えると「会社の自律」がテーマです。
設立からこれまでの変化を簡単に表現すると、「大学サークル」から「中小企業の会社」に変化したイメージです。設立3年で従業員数と会社運営費が数十倍にも増え、「会社らしくなった」と思っています。この点が課題にもリンクしてきますが、次のフェーズに移行中ということもあり、管理人員の不足や未整備の規程があるので、まずはそこをしっかりと固めていきたいと思います。
 
一方で、「従業員の自律」も課題の一つです。全員ではないですが、JPTは就労移行支援事業所を経由して入社する方が大半で、「学生(学校)感覚」が抜け切れていない従業員もいます。JPTは福祉施設ではなく、株式会社のため、しっかりと成果を残し、株主に還元することが大原則だと僕は思っています。言い換えると、普通の企業と同じ土俵で戦うんだ、という意識です。特例子会社というイメージが先行し、「配慮されて当たり前」という認識は捨ててほしいと思っています。

ー「従業員の自律」のために、どんなことに取り組もうと考えていますか?

今後は評価の面で従業員間の優劣をしっかりとつけていく、ということを経営層で話しています。今は過去のキャリアに関わらず初任給はみんな同じスタートなんです。そこを、しっかり成果を出した人には給与を上げ、そうじゃない人は下げる。そのために給与テーブルを変えていきます。給与に関しては、今も他の特例子会社と比べると競争力のある給与水準にしていますが、今後は従業員のやる気をさらに引き出し、それをきちんと評価する制度を整え、より強く競争力のある組織にしていく。ここは会社としてしっかり伝えられるメッセージかと思います。
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「自分は社長向きではない」とわかっているにも関わらず、守らなければいけない従業員のために大きな決断をされた阿渡さんの覚悟と挑戦者マインドにとても感動しました。
そして、「会社と従業員の自律」こそが、JPTがさらなる飛躍を遂げるための鍵になる、というお話もして頂きました。
阿渡さん新体制の下、JPTはますます足腰の強い組織になっていくのだろうと思います。
 
最終回となる次回は、JPTの今後の展望や従業員の皆さんへの想いについて、新社長としてのお考えをお話いただきます!

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