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JPT役員が語る!将来のJPTを担う人たちへ伝えたいこと ~新社長インタビュー第4回:今後の展望と従業員への想い~

本企画では、新社長の阿渡さんにご登場いただき、JPTへの熱い想いを語っていただきます!
阿渡さんへのインタビューは今回が最終回となります。新社長としての今のお考えについて、お話頂きました!

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                   (執筆:JPTアンバサダー ぽり)

全4回でインタビュー内容をお届けします。
-   第1回:JPT参画への経緯
-   第2回:副社長を経験して気づいたこと
-   第3回:JPTのさらなる発展と従業員のために
-   第4回:今後の展望と従業員への想い(本記事)

ー前回のお話では、社長を引き受けられるまでの阿渡さんの意気込みを感じました。阿渡さんはどんな社長になりたいとお考えですか?

成川さんは白紙のキャンパスに自分の想いを描くことが好きで、僕はその絵に色を塗り足してくことが好きなんです。でも今度は僕が絵を描いて、その絵を部下に塗っておいて、と任せないといけない。僕の弱点でもあるのですが、もっと従業員を信頼したいと思っています。言い換えると、部下に仕事を任せるのが下手なんですよ。自分でやった方が早いだろうと思い、全部自分でやってしまうんです(笑)だからもっともっと人に任せて、自分は社長業に専念する。そんな風にできれば、社長として力を発揮できるかなと思っています。
 
あとは、僕は障害者だから下に見られるのは嫌なんで、人一倍努力しますし、人一倍頑張ります。そのマインドは小学生の時からずっと持っていますね。当時は僕と同じような障害者と出会う機会がなく、この世の中には僕以外に障害者はいないと思っていたので、みんなと同じようにやるためには2倍3倍頑張らないといけない、と子供ながらに思っていました。周りからは「すごく努力家だね」と言われますが、僕自身は努力というよりもみんなについていかないと、と必死だっただけなんですよ(笑)
 
今は世の中が少しずつ優しくなってきていますが、社会や誰かが助けてくれるとか、そんな甘いことは考えないで、自分でのし上がるんだ、自分でチャンスを掴みにいくんだ、という強い気持ちを従業員には持ってもらいたいです。これを話すと、成川さんから「マッチョですね~」と言われますけど(笑)僕が真に伝えたいのは、障害者っていう言葉で自分の可能性を狭めてほしくないんです。誰もが可能性は無限大で、そこに障害の有無は関係ない。さらに言えば、自分の可能性は社会や他人が決めることでもないです。それは親子だろうが、職場の上司だろうが変わりません。すべて自分で決めるんです。
 
また、他の誰よりも突き抜けるためには努力しないといけない。それが障害者であれば一層努力が必要になると思っています。僕は自分自身のことを理解している方だと思うのですが、特別な才能がないからこそ人より努力しないといけない。自分の強みと弱みを理解し、向かうべきところが見えるときっといい努力ができると思います。僕は従業員とは障害者としてではなく、一人の人間としてお互いに向き合っていきたいです。
 
ただ、今お話した自分の根っこの部分は崩したくはないのですが、柔軟性も大事にしていきたいですね。僕は頭が固いんですよ。こう生きてきたからこれが正しい、という感じで。でもそうじゃない人もいることは理解しているので、みんな違うんだと自分も許容して、柔軟にやっていきたいですね。

ーこれから絵を描いていくために、今どんなことを考えていますか?

JPTは日揮グループの障害者雇用を推進するために誕生した会社です。ただ、これはきっかけに過ぎず、僕が目指しているのは、誰もが働きやすく、その中でもしっかり成果を残し、持続可能なかたちで社会的責任を果たしていくことです。そのためにJPTがどのポジションで仕事をするのか?価値を出していくのか?さて、どういう絵を描こうかな?ということを日々考えているところです。
 
ここで言う「社会的責任」とは、法定雇用率を達成することは当然のことながら、「障害者雇用の常識を変える」ことを意味しています。これを果たすためには、JPTが成功モデルとなり、JPTを真似する企業、もしくはJPTをきっかけに新たな障害者雇用を創出する企業が増えれば、社会は変わると信じています。そのために、自らが実践しながら、日々その方法を模索し続けることが重要だと考えています。
 
絵を描くために、自分の信念や軸を持ちつつ、色んな情報や人の意見を聞いて、微調整しながら進んでいく必要があると思います。会社なので、従業員のみなさんを食わせていかないといけないことを考えると、やっぱり慎重にはなりますけどね。
 
一方で、急加速的にJPTの社会的認知度が高まってきていて、この勢いを止めたくないと思っています。ニューロダイバーシティに関する講演の機会が増え、この先駆者としてJPTにお声がかかるんです。「JPTっていう会社でそんな働き方があるの?」という世間の反応が増えてきているので、そこをさらに加速させつつ、会社が大きくなっているので日揮グループ、そして社会の中でどういうポジションでやっていくのか、ということを更に突き詰めていきたいと思っています。

ーこれからのJPTがますます楽しみです。今後も大切にしたいJPTらしさとは何でしょうか?

僕たちの旗印(らしさ)は、JPTのミッション(障害の有無に関わらず、全ての人が対等で、社会的意義を感じながら持てる技術を発揮して働ける社会の実現)だと思っています。今いる管理人員や従業員たちも、このミッションに共感もしくは理解して関わってくれていると信じています。前例が無いからこそ、迷いや不安が出てくる度に、このミッションに立ち返り、JPTらしさを忘れずに突き進んでいきたいですね。
 
あとは、これはアンバサダーの方から言われたのですが、研修後のアンケートで従業員が僕たち経営層のことを気にせず自分の意見をちゃんと書いていて、「よくこういうことを書けますね。普通だったら書きづらくないですか」と言われたことがあります。我々からするとすごくウェルカムなんですよ。JPTの中で心理的安全性が確保されていて、対等に発言できる文化が根付いてきているということなので。それがJPTの良さであり、いい組織文化だと思っています。

ーJPTのさらなる発展のために、どのような仲間に集まってほしいですか?

管理人員・従業員に関わらず、「会社と自分の両方の幸せを考えられる人」と働きたいですね。
具体的には、JPTのミッションに共感し、自分の持つ技術やスキルで会社に貢献するとともに、自分の人生を謳歌している仲間と働きたいです。逆に、会社のために家庭を顧みず夜遅くまで残業するとか、適当に働いてお金だけ稼げればいい、と思っている人とは働きたくないですね。これらの例は極端かもしれませんが、どちらかまたは両方が欠けている場合、会社にとっても従業員にとってもハッピーじゃないと思うんですよね。もし僕がこのような状況になったら真っ先に環境を変えますね。人生はあくまで自分が主役であり、主導権は常に自分で握っておくと人生をより豊かにできると僕は思っています。

ー今回のインタビュー記事を読んでJPTに興味を持った方々に向けて、メッセージをお願いします!

ここまで読んで下さった方は、少なからずJPTに興味を持って下さったのだと思います。我々のミッションに共感し(共感ではなく、ご意見ご感想もwelcome)、実現に向けて力になって頂けると大変嬉しいです!
ひとつの会社ができることには限界がありますが、それに共感してくれる方が増えれば増えるほど、社会を動かす原動力となるので、少しでも興味があれば気軽にお声がけ下さい!

僕は障害当事者として、「最初からできないと決めつけるのではなく、どうやったらできるか」を常に考えて、いまの僕が存在しています。限界を決めず、自分を信じて、常に「挑戦者」であり続けたいと思います。

みなさんも我々と一緒に「挑戦」しませんか?お待ちしています!
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今回のインタビューを通して、「社会を変えたい」という阿渡さんの“本気”、そして「自分の可能性を自分で狭めてほしくない」という従業員の皆さんへの強い想いが、阿渡さんの言葉の端々からとても感じ取れました。
目標達成に向けて人一倍強い志を持ち、人一倍努力される阿渡さんの下であれば、JPTは今後も着実に、力強い成長を遂げ、目標達成に近づいていくのだろうと確信しました!
 
“人生はあくまで自分が主役であり、主導権は常に自分で握っておくと人生をより豊かにできる”
 
阿渡さんの言葉のように、JPTで働く皆さん一人ひとりが主役となり、皆さんの人生がますます豊かなものになっていきますように。
 
最後までお読みいただきありがとうございました!

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