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JPT役員が語る!将来のJPTを担う人たちへ伝えたいこと ~新社長インタビュー第2回:副社長を経験して気づいたこと~

本企画では、新社長の阿渡さんにご登場いただき、JPTへの熱い想いを語っていただきます!
第2回は、副社長としてのご経験や当時の状況についてお伺いしていきます! 

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                   (執筆:JPTアンバサダー ぽり)

全4回でインタビュー内容をお届けします。
-   第1回:JPT参画への経緯
-   第2回:副社長を経験して気づいたこと(本記事)
-   第3回:JPTのさらなる発展と従業員のために
-   第4回:今後の展望と従業員への想い 
 

ー前回の記事で、成川さんと「全く新しい会社を作ろう!」と話されていたことを伺いました。前例のない、新しいことを始めるのは大変そうです。当時どんなお気持ちでしたか?

ゼロから会社を設立し、自分たちで経営していくことじたいが未経験のため、漠然とした期待と不安はありましたが、はるかに期待の方が大きかったです。自分がどこまでできるのか「挑戦したい」気持ちでいっぱいでした。
 
期待としては、新しい障害者雇用のありかたを社会に発信できることと、自分自身の価値を高められること。
不安はJPTの従業員(ご家族含む)をしっかり雇用維持できるか(=養っていけるか)ということ。
今でも不安はありますが、これは経営者としては当然抱くものだと思っています。
 
大変だったこととしては、思い返すと、成川さんがいつもどんどん先に行ってしまうので、それについていくのが大変でしたね(笑)「(成川さん)これ考えたんだけどやっていい?」「(阿渡)いや、今こっちをやってるからちょっと待って!」という感じで。次から次に出てくる成川さんのアイデアを整備したり、形にするのが大変でした。
 
もちろん会社として精神・発達障害の方と接するのも初めてだったので、手探り状態でしたし、最初は気を遣ったり大変だったこともありました。でも、やりがいの方が大きかったですね。

ー成川さんとのやりとりの光景が目に浮かびます(笑)やりがいについてはいかがですか?

ゼロから会社を設立し、自分たちのやりやすいようにデザインできたことや、障害者雇用の在り方を変えるんだ、というのがてっぺんにあったので、そこを達成するためにどうしようかと、日々考えるのが楽しかったです。それは今も一緒ですね。

ー実際に副社長を経験されてみて、どんな気づきがありましたか?

一番の気づきは「JPTのやり方は社会でも通用するし、むしろ、みんな真似するべきだ!」と確信を持てたことです。
「未経験のITエンジニアの雇用」、「フルリモート・フルフレックス」、「1人1プロジェクト」という前例のない領域で果たして通用するのか、価値を残せるのか、という不安に対して、手応えを掴めたことが一番の気づきでした。JPTはまだまだ成長過程にあるので、成功したとは言えませんが、障害者を雇用しにくい世の中の仕組みを変えるための一つの仮説が立証できたと思っています。

やってよかったと思うことは、自分自身の価値を上げられたことですね。肩書があることで表に出ることが多くなったので、発信できる機会が増えたということは、世の中に知ってもらえる機会が増えたってことじゃないですか。僕がYouTubeをやっているのもそれが理由で、高校時代のアルバイトの話もそうですし、みんなは知らないだけだから知ってほしい、ただそれだけなんです。
 
あとは、JPTで管理職の立場になって、初めて本社の上司の気持ちがわかりました(笑)日揮グループにもミッションはありますが、それまではミッションなんて綺麗ごとでしょ、ぐらいの感覚だったんですが、JPTを運営してからは、従業員にミッションをわかってもらいたい、どうやったら腹落ちするだろう、とすごく考えています。飲み会ひとつにしても、上司は部下が何を考えているかわからないから、飲み会のような場で本音を語りたい気持ちがよくわかるようになりましたね(笑)

ー副社長としての役割と責任についてはどのようにお考えでしたか?

社内での役割は、「正常な会社運営を担う」ことが最重要だと認識しています。特例子会社というポジショニングを取りつつ、本社や関係会社との繋がり、法令遵守、資金調達など、まずは正常な会社運営機能を果たすことが僕の役割でした。次に、成川さんの実現したいアイデアを「カタチ」にすることです。アイデアマンで抽象度の高いことを得意とする成川さんに対し、僕は人事領域の実務経験が強みなので、法令順守をベースにそれを規程や制度に落とし込むことを期待されていたと思います。
 
一方、社外ではJPTで「カタチ」にしてきたものを発信した上、他社に真似してもらう、ヒントにしてもらう活動をすることです。これはまだまだ整備が必要な段階で、今後の課題です。
 
また、障害当事者(とくにこれから社会にでていく障害者)に対しても、こんなに楽しく生活している障害者もいるんだぜ!ということを知ってもらうことが、阿渡にしかできない役割だと思っています。
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初めて尽くしのJPTでの活動の中で、常に前を向いて、楽しみながら目の前の課題に向き合われてきたことが、お話されている姿からも伝わってきました。この記事を読んでいただいた皆さんにも、その姿が少しでも伝われば幸いです。
 
次回は阿渡さんが社長を引き受けられた経緯について、お伺いしていきます!

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