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会社が人を引き付けるには~吸引力の正体~ 第3回 成川さんへの質問会

2023年12月に(当時)社長の成川さんへの「何でも質問会」と題して、
アンバサダーより質問を投げかけ、ご回答(語って)いただきました。

全5回に分けて、その一部をお伝えしています。
第3回のテーマは、「会社が人を引き付けるには~吸引力の正体~」です。

▼各回のテーマはこちら
法定の一歩先を行く障害者雇用やDEIのポイント
DEIの施策を始めるときに経営層にアプローチする方法
・会社が人を引き付けるには~吸引力の正体~(本記事)
人事評価について思うこと
社員が生き生きと働くために気を付けていること

 (執筆:JPTアンバサダー トミー)

ー先ほど成川さんのお話(第1回の記事ご参照)の中で、会社の吸引力のお話がありましたが、もう少し詳しく伺いたいと思います。


はい、ありがとうございます。

最近、気付いたことがありまして、会社が約束すべきことというか、求職者が魅力に思ってくれることって何かなと考えたときに、あなたに成果を出させることを約束しますという、ただそれだけじゃないかと思うんですよね。

人は誰しも仕事を通して自己実現をしたいという欲求を持っていて、自分がどれだけこの仕事を通して、この世の中に対して価値を出せるのかとか、自己実現できるのかということが重要なんじゃないかなと僕は思っているんです。

そのうえで、企業に勤めるインセンティブは、自分一人じゃ出来ないこともこの会社に入ったら得手不得手が違う人たちが集まって、それぞれの苦手や得意を任せ合うことにより、大きな成果が出せること、だと思います。
自分が一人で頑張れば価値を残せることが見えていて、それがお金になるんだったら、みんな外でやるわけじゃないですか。

つまるところ、あなたが来てくれたら、そのあなたの能力とかスキルとか人間性をもって、こんな成果を企業側は出させられます、そのために企業側はこんなことを用意していますということをいかに伝えられるかどうかだと思うんです。

そのバリエーションが多ければ多いほど、たくさんの人が来る可能性がある。
バリエーションが少なくても、それが際立っていれば、この会社でしかそれは用意してもらえない、僕はこの会社で仕事をするために生まれてきたんだみたいなことを思ってもらえる。
そういう支援というか、環境を用意できるところであれば、人を吸引する力があると思うんですね。

そのどっちで行くかです。
どんな人が来てもこっちが柔軟に変わってあなたに成果を出させます、なのか、すごく際立った特定の領域、職域でこういう人に来てほしいと特化するのか。大事なのはあなたに成果を出させると約束すること。それは決してパワハラ的な意味ではなくて。それが吸引力の正体かなと思います。


組織に所属する意味は、自分一人では成し遂げられないことも、得手不得手が異なる人が集まって、成し遂げられるようになること。

企業側は、組織で働こうと来てくれた人の「得意なこと」によって、成果を出させることを約束する。それが吸引力の正体であると理解しました。

そのようなことを約束してくれる企業の存在は素敵だし、この企業で働きたい!という気持ちが高まりますよね。
そのような企業に出会いたいし、私が所属している企業はどう考えているか、その人の「得意」をどのように判断しているかが気になったので、確認してみようと思った本テーマに対するご回答でした。

次回は、「人事評価について思うこと」です。
お読みいただきありがとうございました。

#採用 #企業の吸引力


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