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産後1ヶ月で起きた身体の変化(前編)

こんにちは、しえるです。
1月の終わり頃、無事に第三子を出産しました。
上二人がだいぶ予定日超過での出産だったので、今回ものんびり構えていましたが、予定日前と予定日に、いわゆる「内診グリグリ」(正式には卵膜剥離。子宮に張り付いている卵膜を意図的にちょっと剥がして刺激し、陣痛が起きやすくする。)をしてもらい、その日の夜中に陣痛がきて翌朝産まれました。

床上げ3週間、少なくとも3週間はなるべく横になっていないといけないとよく言われますが、じっとしていられない&自分でやらないと気が済まない私は、退院直後からいままで通りの生活…。産後無理すると更年期ヤバイよ、というのは本当でしょうか…10~15年後にその答えが分かるかもしれません…汗

さて、半年以上かけて大きくなったお腹や、いろんな変化・不調などを抱えていた妊娠期間。産後ジェットコースターの如く元に戻ろうとしているこの身体について、今日は書いてみます。

会陰裂傷

3回目の今回も、普通分娩。
無痛にも興味はあったけれど、通っている産院が無痛に対応していなかったこと、痛みに強い(というか我慢強い)体質かつ出産にかかる時間が短めであると自覚している私は、産院を変えてまで無痛にしたいとも思わず、がっつり陣痛を味わい、頭が出てくるときの激痛も味わった。
痛みに強いと言っても、それはそれは痛いわけで、一人苦しみながら「無痛だったら…」という言葉が何度も頭を横切った。笑
(ちなみに、毎度出産が夜中~明け方になる(動物的本能?)。上の子たちがいる関係で、今回も立会いはなしで真夜中の病院での孤独な闘いでした。)

今回は会陰切開はしなかった。一人目の時はタイミングをみて切開。二人目の時は、助産師さんが切開なしでいけそうとギリギリまで様子見てくれたけれど、結果的に切開。今回も(私は何の希望も言っていなかったけれど)「なるべく切開しない方向で頑張ろう!」という助産師さんの方針(?)により切開せず、介助しながら会陰を伸ばしてくれているようだったけれど、他が痛すぎて自分ではよくわからず。結果、前回縫合したところが伸びず、その横が裂けた、惜しい!笑
なので、会陰切開ではなく会陰裂傷ということになる。分娩後には切開時と同様縫合もした。1ヶ月経った今、その部分に違和感はない。

お腹と胎盤

今回、分娩後に胎盤を見たい!と思っていた。過去2回「胎盤を見る」という発想がなく、お目にかからず処理されてしまっていた。一般人が見てはいけない(見させてもらえない)ものだとなんとなく思っていたのだけれど、どうやら言えば見せてくれるらしいというのを知って、お願いしていた。
分娩後に私の元に運ばれてきた胎盤は、想像していたよりずっと大きかった。直径30cm近くあっただろうか。厚みも2cmくらいはあったと思う。ちょっとした丸い座布団のような形状だが、それは紛れもなく臓器で、太い血管が張り巡らされ、まだ生温かく、そして臍の緒がのびていた。
これでさっきまで繋がっていたのか。これが栄養を送っていたのか。と、とても不思議な気持ちになった。10ヶ月前には何もなかった子宮に、こんな大きなものができて、さらに3kgの人間がほんの数分前まで入っていたのか。人間(生物)ってすごいな。
見てはいけないもののような気がしていたその胎盤は、「写真撮ってもいいよ」「触ってもいいよ」とのことで、存分に観察させてもらった。役目を終えた胎盤は、臓器扱いのため専門の処理業者のもとへ行くそうだ。
お疲れ、私の胎盤!ありがとう!

さて、急に空っぽになった子宮だが、すぐにお腹が凹むかというと、「あれ?私、本当に産んだんだっけ?」というくらい見た目が変わらないということは、過去の経験から織り込み済み。笑
中身は無くなっても、半年以上かけて大きくなった子宮のサイズは1ヶ月くらいかけて戻っていく。
1ヶ月経った今、お腹はちゃんと凹みました。でも茶色い正中線は皮膚が縮んだことにより、さらに濃くなったし、予防してても今回さらに増えた妊娠線の存在が鮮明に確認できるし、伸びた皮がシワシワとなっている。
ボディポジティブと最近よく言われるし、著名な方がそういうお腹も愛おしいと写真を公開したりしているけれど、私は3人産んでもやっぱりそういう気持ちにはあまりなれない。

「あーあ。」

そんな感じ。
でも見えないところなので、「ま、いっか…」というところである。これから新しい恋でも始まろうものなら、おそらくとてつもなく気になって、なんとかしたいと思うであろう。

悪露

産後は、子宮に残っているものがしばらく排出され続ける。それが悪露(オロ)。生理と同じようなものだけれど、産後すぐは結構大量。徐々に少なくなって、通常1ヶ月程度で収まる。

今回は、「吸水ショーツが流用できるのでは?」と考えていた。ただ、産後は免疫力が低下していたり、会陰縫合の傷跡を清潔に保たねばならないので、やっぱり数時間ごとにナプキンを交換する方が無難だな…と、しばらく遠ざかっていた使い捨てナプキンを2〜3週間使用した。その後量が少なくなってから、吸水ショーツに切り替えてみた。
良い感じ!ただ、吸水ショーツは股のクロッチ部分が黒のものが多く、悪露の状態(色など)を確認するには不向きであった。

いつ生理が再開するだろうか。授乳中は再開しない人が多いようだけれど、私は授乳中にも関わらず産後わりと早い段階で生理が再開してきたので、今回も早いかも。要観察。

私は妊娠するといつも耳がおかしくなる。
耳管開放症というものみたいで、常に自分の声が自分の中に響き、呼吸や脈の音まで響き、他人の声はくぐもって聞こえる。高いところにいるような、水の中にいるような。
あくびをしたり、唾を飲んだりする「耳抜き」とは逆のこと(口を閉じて鼻をつまんで、息を吸い込もうとする。笑)をすると、一時的に解消されるけれど、すぐに元に戻ってしまう。
とても不快でQOLが下がる。。。
でも産まれると、すっかり元通り。もう今はその症状はない。
身体って本当に不思議だ。

普通であることの幸せを噛み締めている。

他にも胸や腰や心など、いろいろな変化が。後編に続きます!


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