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わがままに生きる

「あなたが死んでしまったらそれは大事なこと?」

最近自己主張が多い。
ともすると、わがままにとられるのではないかとびくびくしている。
でも、このわがまま、
言わずに我慢して早死にしたら後悔するよね。
ストレスになった人の枕元に化けて出るよね、多分。
そう考えると、
やっぱり言いたいことは言った方が良いのかなと思う。

きっかけは、前職の葬儀屋。
5か月半しか勤めていなかったが、何もかもが時代錯誤のこの職場。
印鑑最強だったり、(→役所でさえも条件付きで印鑑省略できるのに)
身元保証人を2名そろえろ、できなければ入社辞退してください、
(→民法では保証人の権限範囲を狭める方向なのに)
残業代がみなしで給与に含まれているということは、わかるよね?
夜残業できないのなら、朝残業してください
(→残業代込み、の意味をはき違えている)
夏でも長そでシャツにネクタイ着用、女性は肌色パンストにヒール付き黒靴
(→時代はクールビズで役所でさえも半そで勤務なんだけど。
熱中症で死ぬわ)
などなど。
多分もっとあったと思うが、思い出せないのは、
思い出したくないくらい辛いことだったのかもしれない。

研修が佳境に入ったころ、
1回目の独り立ち試験に落ちる。
当時のnoteでこうつぶやいた。

「複数のフロントさんから苦情が入ってましてね…。
あなたは皆に嫌われている。
あなたみたいに態度が悪い人は、
ディレクターデビューしても誰も助けてくれない」

所属する支店のトップからのお言葉。
これは励ましなのか?それとも暴言なのか?

私の脳内は、このお言葉を
励ましで言われたものと変換して解釈しようとした。
せめて嫌われないように努力しろと言いたかったのだろう。
でも、この言葉を受けて、私の堪忍袋の緒が切れた。

誰も助けてくれないと断言されるほど、ここでは私は悪い人なんだ。
いつデビューするのと励ましてくれた人たちもいたけど、
それは支店長に届いていないの?
逆にこの人たちの言葉は嘘なの?
いくら努力しても、周囲の人間の根底にこの評価があるのなら、
ステキな葬儀を出すことなんて不可能じゃない?
そもそもこのお言葉はパワーハラスメントじゃないの?
それすらわからないほどこの職場は時代錯誤なの?

人知れず悩み惑う。
そんな不安定な状況だから、独り立ち試験は何度受けても合格しない。
支店長やトレーナーのお怒りが怖く、何も話せない。
話さないから商品知識も増えない…。

若いころ、昭和の価値観では、
クレームを言われても、
根底を覆すほどの努力をして周りを見返してやりなさい
という美徳で社会が回っていました。
終身雇用制で、長く勤めれば勤めるほど地位が上がり、
先輩の言うことは絶対服従でした

コロナ禍くらいから「風の時代」という言葉を聞くようになりました。
風のように身軽に生きていきなさい。
多様性を受け入れなさい。
嫌なことは拒否していい…
その中で、社会の在り方が目まぐるしく変わっています。

人生は短い。
根底を覆すほどの努力をするなんて悠長なことでは
何かを成し遂げる前に死んでしまう。
その努力する時間を自分の得意なことに注いで稼いでいく方が早い。

新しい職場での2日間が終わりました。
今のところ、給料日前の忙しさと仕事を覚えることに精いっぱいで
何とも言えませんが、
定期的に振り返りをしていきますね。



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