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自分を褒めてあげるための秘訣

物心ついてからずっと「もっと頑張らないと」と思ってきたので、自分に対して「まだまだだぞ」「もっと努力しなきゃ」と常に声をかけ続けた。

頑張っても、努力しても、なんだかまだ足りない気がして、「やってきたこと」には目もくれず「できていないこと」にばかり意識が向く。上ばかり見て、今とこれまでの自分を蔑ろにする日々。

自分が自分を認めていないこと、頑張ってもねぎらってもらえないことは、思っている以上に心のダメージとなり、わたしの自己肯定感はずぶずぶと下がっていった。

ただ、心の奥底では「本当は自分を認めてあげたい、褒めてあげたい」とも思っていて。そりゃあ自分として生きているのだから、日々なんとか生き抜いている自分をそばで(というか自分自身の目で)見ていて、「よく頑張っているよね」と思わないはずがない。本来は誰だって、自分にやさしくしたいのだと思う。

そんなわたしが始めたのが、日記を書くことだった。

日々の出来事を綴り始めたのは、小学3年生ぐらいのこと。その日あったこと、感じたことを、ノートに記録する。ただそれだけ、でも書き終えたら、あるいは書きながら「今日も結構いろいろ考えたんだな」とか「これ大変だったな、今日も生き延びたな」みたいな気持ちになる。はじめて「今」と「これまで」に意識を向ける瞬間をつくれるようになった気がした。

それからも日記を書き続けた。毎日ではないけれど、書きたくなった時に、ノートを開く。たいていその日記の最後は「今日の出来事を踏まえて、これからどうするか」で締めくくられる。たまに過去の日記を見返したりして、「いやあ、懸命に生きてるな」と味わい深く思ったりする。

「もっと頑張らなきゃ」という思考が劇的に変わったわけではないけれど、ほんの少しだけ、日記を書いている時だけは「まあまあ、今日もよくやったよ自分」と、褒めてあげられた気がする。

どうしても自分が足りないと思ってしまうわたしにとって、自分を褒めるために必要だったのは、「やってきたこと」に目を向けることだったみたい。

上には上がいると自分を鼓舞し続けるのではなく、足元から自分の後ろへと続く軌跡もたまに振り返ること。

それが、いつも認めてあげられない自分を、ねぎらうための秘訣。

ということで、ここからはお知らせなのですが、わたしが2019年に立ち上げた『じぶんジカン』というブランドが今年で5周年を迎えたことを記念して、この5年間を振り返る『5周年ノート』という一冊をつくりました。

歩いてきた道を振り返ること、やってきたことに目を向けることを大切にしているので、5年間の歩みを振り返り、その記録をしっかりと残しておきたい。これからのわたしが「この5年間頑張ったな」と見返せるように。そんな想いで『5周年ノート』の読み物コンテンツをつくりました。

また、このノートは『じぶんジカン』の5年間を記録するだけではなく、手にとってくださったあなたの5年間の振り返りのための一冊でもあります。

ノートの約半分は、あなたの5年間を記すための問いが収録されたページです。

つまりこの『5周年ノート』は、あなたとわたし達の5年間の歩みを記し、「結構いろいろあったよね」「生き延びてきたよね」とねぎらうためのノートです。

よかったらぜひ、一緒に5年間を振り返りませんか。

手にとってくださった方が「やってきたこと」に目を向けて、ほんの少しでも良いから自分を褒めるきっかけになりますように。


▼5周年ノートの詳細はこちら

ご予約期間は2024年3月10日21:00〜20日23:59まで。
5周年限定の商品のため、数に限りがございますことご了承ください。


おわり


運営している「じぶんジカン」では、自分と向きあう時間をつくるノートをお届けしています。もっと心地よく自分を生きるための一歩目に、よかったらどうぞ。


●エッセイ集は春に入荷予定です
入荷時にお知らせをご希望の方は、商品ページより「再入荷通知を希望する」にてご登録いただくとメールでご連絡差し上げます。

また2024年の4〜5月頃に「エッセイ集#03」をお届けできるよう制作中です。お楽しみに。

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