今年は3月20日に春分を迎えます。
春分とは1年の季節(陰陽のエネルギー)の移り変わりを24に区分けしたものの一つで、陰のエネルギーが強かった冬の期間から陽のエネルギーが少しずつ入り、陰陽のエネルギーバランスが±ゼロ(中庸)になる日のことを指します。

星よみ(西洋占星術)では、ここが1年の始まりとされ、春分の時のホロスコープで世の中の1年の流れをよみます。

今回も星よみと数秘を交えながら、2024年のテーマと春分からの3か月を読んでいきたいと思います。

１.振り返り：2023年のテーマ

季節の変化と同じように、物事(運勢)もグラデーションのように流れています。つまり今年のテーマは、昨年の流れと繋がっているということ。まずは、昨年のテーマを振り返ってみましょう。

昨年の春分図からみた1年のテーマは『新しい時代に向けて準備を始めよう』。今いる時代の終わり(と新しい時代への準備)をお知らせするようなメッセージで、そのために『自分を素直に出して、無理せず居心地のいい状態をしっかり作ろう』と1年間奮闘してきました。

数秘からみた1年のテーマは『自分の土台に不備がないか、今のうちに見直してととのえましょう。次のステージでどんな壁がやってきてもグラつかないように…』。星よみと同じく、新しい何かがやってくることを示唆していて、卒業(お片付け)と新生活の準備の3月のようなことを繰り返しながら進んできたことになります。

２.2024年のテーマ

(1) 星よみ視点

この1年のテーマ(ASC)はかに座。かに座が表すものは、日常生活で一番の土台となる安心できる居場所や仲間と、そこに生まれる愛情です。最近のニュースを見ると、すでに結びつきそうなキーワードがありそうですが、
国内・国民・愛国心と正義
家庭・家庭内の何か・家族愛と正義
安心できる場所や人、社員、仲間、
愛情、怒り、癒し、サポート・・・などが挙げられます。

かに座は感情で動く体質(水星座)なので、この1年は感情に訴えかけられるあれこれが起こりやすい、または自分の感情(心)に従って動きやすいのではないかと考えられます。

昨年は新しい時代に向けて自分を見直しととのえようといていましたが、今年は自分ではなくちょっと身近な、大切な人たちと一緒に環境をととのえていこうとしています。昨年身につけた自分の意見を素直に出していくスキルを活かして、とはいえ独りよがりにならないように気をつけながら、オープンで対等に話をして、考えを形にしていこうと行動していくようです。

『チーム一丸となる、お互いにできることを出し合って協力していく』
『喜び(感情)を分かち合う』
こんなことが浮かんできました。

そのためには、これまで築き上げてきた関係性や習慣をゼロリセットすることもあるかもしれませんが、壊す壊れる、なくすなくなることに目を向けるのではなく、その先にある新しい時代を見据えていくことが必要なのかなと読み取れます。

(2) 数秘視点

2024年は数秘８の年。9年で1ステージが完了するという考え方でいくと、2024年は2017年から始まったステージの8年目。これまで培ってきた事柄を存分に発揮し、次の新しいステージ(時代)を見据える時期にあたります。

８は２と４の倍数であることから、数秘２と数秘４の意味も関連しています。

数秘２は１＋１、「自分」が「自分以外の人」を知り、繋がるという意味。人を見・知る→学ぶ、受け入れる…人見知りという言葉は、ここからきているのだと思いますが、他の人と接することによって刺激や摩擦を経験し、繋がりを学び成長していく数字です。

数秘４は２＋２、数秘２で繋がった関係は刺激や摩擦を繰り返しながら、次第に固い絆となり、1つの土台(や家族)が作られていくことになります。４という数字は形状がとがっています。堅さ、強さ、動じなさを得ていく数字です。

数秘８は４＋４、しっかりと築かれた2つの土台の間をエネルギーがスムーズに流れ、物事が拡大していきます。８という数字は丸みを帯びています。これは数秘４で心から安心できるしっかりとした土台が、強い衝撃を繰り返し、削られてできた結果です。ここから数秘８には、循環、実り、収穫、拡大(感染)、協力などの意味が出てきます。

今年2024年は、これまで築かれた2つ(もしくは複数)のものが循環を始めます。スムーズに循環するには、それぞれが持つとがった角を削っていく必要があります。そこから連想すると、はじめは自我のぶつかり合いになることもあるけれど、それぞれを認め合い、自分も変化しながら共存し、力を発揮していくと読めます。

今年は起きる出来事や、それに伴う心の動きも振り幅の大きい1年になります。外に目が向きやすい1年になりそうですが、ポジティブであれど情報を取り入れてしまうと翻弄されてしまうので、バランスを意識してお過ごしください。

(3) まとめ：星よみ×数秘

星よみと数秘からのメッセージをまとめると、2024年のテーマは
『新しい時代を迎えるために、これまで築き上げてきた土台を壊し、自分だけではなく、身近な大事な仲間たちと一緒に、安心して過ごせる環境を創っていこう』ではないかと思います。

今年の春分の日は数秘４の日にあたり、星よみの12星座の中ではかに座やおとめ座とリンクします。今回の春分図で1年を表すASCもかに座でした。ここから見ても、国、会社、家族…そういった自分たちの生活の土台となる事柄に関することがテーマというのは間違いなさそうです。これまでの当たり前は通用しなくなるんだよと、念押しの圧を感じますが、新しい時代を見据えながら、変化を恐れず行動していけるといいですね！

３.3か月予報

ここからは、数秘をベースに3か月の流れを読んでいきます。

(1) ４月：数秘３(分解、変化)

3月は数秘２と１１(着地、安心、ひらめき)の月でした。2月に蒔いた種が根を張る場所を見つけたり、思わぬ場所に飛ばされたり。笑

4月[数秘３]は、3月に着地した場所で、種が割れて根を張り、芽が出始めるような月。何かがスタートしたり動きやすい月になるはず。動揺もありそうですが、この月に大事にしたいことは変化を楽しむこと！

4月2日から25日まで水星逆行期間となり、交通や通信関係にエラーが出やすくなります。今までどおりが通用しない時期なので、リズムが乱れ感情の浮き沈みも大きいかと思いますが、変化に乗っていつもと違ったリズムを楽しんでみるのもアリですね！

(2) ５月：数秘４(安定、鎮静)

5月[数秘４]はしっかり根を生やし、土台を安定させていく月。外の環境や情報は変化が大きく賑やかな感じがしますが、その流れにのまれ過ぎない・落ち着いて行動する・動じない・見守ることが大事になりそうです。自分を労わる、ケアするとよさそうですし、ケアすることでよい変化も起こってきそうです。

5月17日に木星がふたご座に入ることから、GW明けぐらいから人とのコミュニケーションが活発化しそうです。楽しくなるのはいいのですが、ブレーキが利かず交感神経過多となり自律神経が乱れそうですので、意識的にON/OFFの切り替えをとるようにしてみてください。

(3) ６月：数秘５(バランス、揺らぎ)

6月[数秘5]は枝葉が伸び、花のつぼみを見つけて心躍る月。ただ、心が少し過敏で、過剰に期待しすぎたり、お世話をし過ぎたり…となりそうです。あくまで例えですが、5月の大きな変化や情報によって自分のペースを見失ってしまい、揺らぎやすくなる気がします。

6月は星よみでは太陽かに座期間にあたります。前章でもお話ししたように、今年のテーマもかに座であることから、この月は何か大きな出来事がありそうな気がします。季節も梅雨時期に入り、感情面でも揺らぎが起こりやすい時期ですので、心と身体のバランスを意識して、無理せずマイペースにお過ごしください。

心が潤っていると自分の感情(心)に従って動きやすく、いいエネルギーを引き寄せやすくなります。自分がご機嫌でいられるように、心潤すアイテムを生活に取り入れてみてください。

３. 個人的な体感(まとめ)

今年は心の安定である環境や物事に変化が起きやすいとなると、だいぶ揺さぶられそうな気がしますが、すでに2月あたりから気温の変化や気圧のアップダウンが大きく、体調面にもかなり影響が出やすくなっているので、体感的にはすでに始まっている気がしています。

物事の変化を直視してしまうと苦しくなることもありますが、客観的に捉えれば、新しい時代が始まるから起こっているということ。

昨年2023年は、自分リニューアルを頑張ってきた年。だからこそ、今までの環境に疑問が出てきたり、変わりたいなと思うようになるのではないでしょうか。

今よりもっと自分らしく、もっといい環境へ！
自分をととのえて、感情のおもむくままへ！

占いや自然の流れは、先のことを予報として伝えてくれているので、ならば活用して、少しでも毎日が楽しくご機嫌で過ごせるようにしていけたらいいなと思います。

少しでもお役に立てますように！