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[研究no.1]エリアマーケティングでもYoutubeは有効なのか

事業承継ラボが運営するnoteでは、
様々な経営後継者・新規事業の経営者の
デジタルシフト・IT化支援を行っております。

[研究]と題したポストは、検証中及びトライする前の、
仮説を中心に、相談を受けた内容の過程・仮説を投稿しております。
仮説から実証検証には、人口分布や、マーケットの調査を行う必要がありますが、
その前段と捉えていただければ幸いです。

前提
・浦和駅でパーソナルトレーニングジムを運営する経営者からの相談
・ 現在は1店舗を運営(業務委託のスタッフを一人雇用)
・目標は、6店舗程度の運営を想定
・6店舗を目標とする背景は、所属していたジムでのマネジメント経験
・6店舗の出店領域は関東近郊を想定
・相談の背景は、周囲、顧客からYoutubeやってみたらという雑談から
・ヒト(経営者)とトレーニング内容が、現在の顧客の満足度の厳選である
・トレーニングは少なくとも週に1回は足を運んで実施するもの
・顧客の大半は、本気で自分の体系を改善したいヒト
・創業まだ間もない
・様々なパーソナルジムのトレーナーを経験されている
・トーレナーとしての活動の他に経営者のモチベーション・マーケティングの相談などにのるコーチングを指導している側面がある
・目的は新規顧客の獲得

仮説

1. 新規顧客の爆発的な獲得にはつながらない可能性がある
2. 新規顧客の獲得以外の部分でのリターンを得られる可能性がある

まず、Youtubeはあくまで手法であるため、
改めて何を目的(ターゲット)と設定すべきかを明確にした方が良いかと思います。
新規顧客の獲得とした場合、
上記条件では、浦和駅に定期的に通えるユーザーを想定すべきであり、
且つ、定期的に通えるユーザーがいるのかどうかが重要であると考えます。
Youtubeのユーザー属性を考えることも重要ですが、
もし、目に止まったとて、通えるユーザーにピンポイントにアプローチができるメディアではないとので、実施してみて早々に効果を実感するのは難しい可能性があります。


この手の相談を多くうけますがに、
活用したいソリューション・ツールの特性(パワーを発揮する機能)を
捉えなければ、時間の無駄になってしまうことが多いです。

Youtubeというサービスの特性
・人柄やサービスを動画で思いを届けやすい(ページやブログに比較して、リアリティがある)
・継続性・保存性がある(広告と比較して)
・場所に関係なく、どこにいる人にも届くことが想定される(紙やチラシ、TVCMに比較して)

  もちろんこれだけではないですが、
  まずはこの様に体系立てて特性を捉えることをお勧めいたします。


また、伝えることで必要となるのが、コンテンツです。
どの様な内容を伝えるのかという点をしっかり考えないと、
昨今の誰でもチャレンジがしやすい、Youtubeというソリューションの中では、
埋もれやすく、新規獲得の確率が下がることが想定されれます。


希少性の高い訴求(メッセージ)が掛け合わされることで、
急にコンテンツが研ぎ澄まされるということはあると思います。

仮説に対して

1.新規顧客の爆発的な獲得にはつながらない可能性がある
そういう意味では、パーソナルトレーニングというコンテンツは、
Youtubeの中でも、少なくないコンテンツ(珍しい!)と思えない点からも、
新規顧客を獲得するには、引っ掛かりにくいと想定されます。
もちろん、浦和というエリアに特化した、トレーニングなどがあれば、
当然、一気に希少性が出てくる可能性はもちろんあります。

[研究no.1]2枚目

2.新規顧客の獲得以外の部分でのリターンを得られる可能性がある
Youtubeの収入という安直な話はしません。
経営者のスキルセットにコーチングの指導ができるというもう一つのスキルセットをお持ちなので、トレーナーとコーチングを掛け合わせたコンテンツという打ち出し方があると考えます。
つまり、パーソナルトレーナー向けのコーチング動画というコンテンツにすることで、
6店舗経営したいという夢に対して必要な、”信頼できる”仲間を獲得することができる可能性があると考えます。
トレーニングとコーチング(ジムの経営)を中心としたコンテンツを投稿することにより、
* ジムの経営で困っている人をファンにすることができる可能性がある
* ジムの経営を相談したい経営者をファンにすることができる可能性がある
* それが信頼となり、新しい新規顧客を獲得する可能性が少しあがる
また、その情報が継続性・保存性がある情報なので、
長期的に、ジムの経営においての改善プロセスを投稿できるという点でも有効な手段であると想定できます。

まとめ

エリアマーケティング(浦和にある1店舗)の集客のみで考えた場合、
めちゃくちゃ有効な手段であるかと問われた場合、
インパクトは出にくいと想定されます。
「関東近郊で、6店舗を出店するオーナーになる」
という将来の目標に対しては、決して無駄なアプローチではないと想定されます。


ただし、Youtubeというサービスは、
ひととなりが出てしまうサービスであり、それが残ってしまうサービスであるので、
誠意を持った内容・ご自身の強みとする内容でしっかりと時間をとって、
コンテンツを考えて投稿することがまずは第一歩であると考えております。


実際に、始まった場合は、是非検証結果を投稿したいと思います。

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運用メディアを是非参考にしていただければ幸いです。


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