いいをじゅんこ

クラシック喜劇研究家/神戸クラシックコメディ映画祭実行委員長

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最近の記事

5分でわかる三バカ大将の歴史

以下は、2013年4月7日(はからずもちょうど10年前!)神戸映画資料館で開催したトークイベント「第3回コメディ学入門」のハンドアウト資料として作成したものです。三バカ大将(The Three Stooges)の歴史が5分くらいでだいたいわかると思います。探し物をしていて偶然見つけました。 今年1月の神戸クラシックコメディ映画祭2023で、三バカ大将の短編集プログラムを組み、ほぼ満場のシアターでみんなで大爆笑いたしました。そこでファンになってくれたみなさまにもご興味のあると

    • 神戸クラシックコメディ映画祭2021レポ(4) まとめ

      神戸クラシックコメディ映画祭は、前身の企画上映「新春コメディ宝箱」(喜劇映画研究会との共催)を含めると今年で6回目、クラコメとしてスタートしてからは5回目となりました。 新春のコメディイベントということで、当初から温かく見守っていただいてましたが、今年は特にご参加のお客様からの熱意を感じました。 数年通ってくださっている常連さんもおられますし、今回もほぼ全プログラム制覇してくれた方が何人もいました。もちろん初めてご来場の方も多かったわけですが、どのプログラムも例外なく明る

      • 神戸クラシックコメディ映画祭2021レポ(3)

        (1)(2)はこちら。 映画祭概要はこちら。上映作品の原題などはこちらでご覧ください。 1月11日(月・祝)神戸映画資料館 3日目も座席半数+補助席に制限しての開催でした。 いま思えば、オンラインでもなく延期にもせず、フィジカル上映で映画祭を完遂できたことは、ほとんど奇跡に近かったかもしれません。 さまざまな幸運が重なったこともありますが、やはり何よりも、感染防止対策に協力いただき、ご自身も十分な対策をとって参加してくれたお客様のおかげです。ご不便をおかけするにもか

        • 神戸クラシックコメディ映画祭2021レポ(2)

          1月10日(日)神戸映画資料館 クラコメ映画祭2日目からは、神戸映画資料館に会場を移しての上映です。 2日目は上映する3プログラムともに、早くから予約をいただいており、注目度の高さを感じていました。座席を半数に制限したためすぐ完売に。ご予約いただけなかったみなさん、本当にごめんなさい。 迎春!ニッポンの喜劇『エノケンのとび助冒険旅行』2日目は日本のコメディからスタート。これまでリクエストの多かった喜劇王エノケンがついにクラコメに登場しました。 画像提供:国際放映 戦

        5分でわかる三バカ大将の歴史

          神戸クラシックコメディ映画祭2021 レポ(1)

          神戸クラシックコメディ映画祭(通称「クラコメ」)とは、毎年1月に神戸で開催しているコメディに特化した映画祭です。 神戸映画資料館(神戸市長田区)と旧グッゲンハイム邸(神戸市垂水区)の2会場で上映を行なっており、主催は古典喜劇映画上映委員会です(神戸映画資料館、旧グッゲンハイム邸、筆者と実行委員2名で構成)。 映画がサイレントだった時代から、だいたい戦前くらいまでに作られた世界のコメディ映画の中から、毎年選りすぐりの作品を上映しています。新年の初笑いイベント、現代版「ニコニ

          神戸クラシックコメディ映画祭2021 レポ(1)