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2021夢日記 理不尽すぎる演技指導 ji-jyo 9月9日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢は何だか面倒くさいことに巻き込まれる展開だった。

始まりは夜の街中を友人とドライブしているところからだった。

時間もいい頃合いだったので、その辺で晩御飯を食べようと言うことになり通りすがりのファミレスに入ることにした。

隣にはコンビニが一緒にあるファミレスで駐車場はかなりの広さがあった。
あいにく入り口付近は空いていなかったので、僕らは建物の裏側の駐車場に進んだ。

するとそこには複数のパトカーが停まっていて、何やら騒がしい状況になっていた。こんなところで何があったのだろう。無銭飲食や万引きの為に駆け付けたにしてはあまりにも大袈裟なような気がした。

ピピー! ピピー!

駐車スペースを探している僕らの元へ笛をくわえた警官が歩み寄ってくる。
停止した車の窓を叩かれパワーウィンドウを下げた。

『すみません。付近で刃物を持った男がうろついています。未だ犯人の確保には至っていません。そこに車を停めて捜査にご協力ください。』

捜査のご協力? いったい僕ら一般市民に何を協力させるというのだろう。

『あの。協力っていったい何を?』

『犯人を油断させる為にちょっとした演技をしていただきたいのです。今からこちらで演技指導とオーディションを行いますので。さあ! 早く!』

演技指導? オーディション!? ますます意味がわからない。

困惑している僕らを急かすようにまた大きな音で笛を吹きだす。ダメだ。よくわからないがここは協力というか、このおかしな状況に付き合うしかなさそうだ。

車を停めて案内された場所について行くと、まるでコンサート会場の入り口のようにたくさんのカラーコーンとポールが並んでいた。

僕らの他にもたくさんの一般市民が並んでいて、オーディション? とやらの順番待ちをさせられている。

『ちがーう!! そうじゃない! もっと真剣にやれ! はい! 次!!』

何だ? 何だ? ものすごい怒号が聞こえてきたぞ。少し列から身を乗り出し先頭の様子を伺った。

『もっとリアルに! 本当に転んでしまったように演技をしろ! いや! むしろ本当に転べばいいんだ!!』

ん? 転ぶ? よくわからないが、とにかく転ぶ演技をすればいいということなのか。しかし何でこんなことをさせられなくてはならないんだ。

次々と順番は進むものの、誰一人として満足のいく演技をできる者は現れないらしい。まあそりゃあそうだろ。だって僕らはただの一般市民なんだから。

いよいよ僕の番が近づいてきた。ある意味バカバカしいこんな状況でも順番が近づくと緊張するものだ。転ぶって、意識的にやるのは確かに難しいのかもしれない。そんなことを考えていると、

『何だそれは!! ふざけてないで真面目にやれ!!』

再び耳を貫くような怒号が飛んだあたりで今日は目が覚めた。

またしても意味不明な展開だった。しかし協力しているのにあんなに罵倒されるのは理不尽極まりないなと思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 8月夢日記 ~ji-jyo~】


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