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有機農法? 自然農法? 自然農? 自然菜園?

以前数年間、体験農園なるものに通い、化学肥料を使った慣行農法による野菜の栽培を農家さんに教わっていた。野菜一つひとつに適切な分量の化学肥料を与え、しっかり間引きや脇芽取りをすることで、30平米の敷地ながら、トマトやナス、キュウリ、ズッキーニなど、さまざまな野菜が驚くほど豊富に採れた。

その当時はそれがとても面白く夢中になったが、育て方を全部プロに教わり、化学肥料の配合など言われた通りにして育てるだけでは満足できなくなってしまった。そこで今は、化学肥料は使わない育て方にチャレンジしている。

化学肥料を使わない育て方というと、有機農法が思い浮かぶ。化学肥料や農薬を使わない農法だ。土づくりに家畜フンや植物(落ち葉、米糠、油粕など)を使い、土を耕して育てる。
その辺りに興味を持ち調べていくと、さらに「肥料はほとんどなし」「土は耕さない」「除草もしない」という「自然農」という考え方があることを知った。

空き地や耕作放棄地などでは、草は肥料がなくても、耕さなくても育っている。山の木だって、肥料をあげなくても育つ。
もちろん、植物には生存競争があり、その土地の気候や土壌の状態、周りの植物の状況により、育つもの、育たないものがあるだろう。野菜なんて人間がつくり込んできたものなので、野生の草たちには簡単に負けそうだ。
でも、そのあたりを工夫すれば、あるいは自然を理解して、野菜たちも育っていける環境を整えれば、肥料なしでも栽培が可能かもしれない・・・。
自然農法を提唱した福岡正信や自然農を提唱する川口由一氏などの本を読み、それら先人の考えをベースに、自然菜園のつくり方をわかりやすく教えてくれる竹内孝功氏のテキストなどを参考に、野菜作りをチャレンジし始めた。

2020年12月。枯れ草が覆うこの場所で自然農的なチャレンジがはじまった
2021年4月。なかなかいい感じの我が菜園。あの頃は「結構いけるじゃん」と思った(遠い目)



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