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料理が下手って言わないで。

あなたは、下手だから料理しないのですか?なぜそう思うのでしょうか?
料理が上手くなりたいというあなたは料理がほんとに下手なのでしょうか?
 料理がうまいってどんな事なんでしょうか?

今自分が考えている料理上手は料理が上手な人なのでしょうか?ほんとに?
 料理は食材に火を通したり、切ったりして食べやすく加工することです。
 食べられば何でもいいから、と高をくくっていませんか?おいしいものを食べてもらうという言葉に作り手の謙虚な気持ちが表れているとおもいませんか?
 体にいいものがどこかにあって、それを捜し求めた為政者、将軍、皇帝、女帝などが歴史上にいます。しかし、みなその人たちは死んでしまっています。また、幸福に死んだという人はいないと思います。どこかにいいものがあってそれを自分のものにする考え方に
食の考え方とは相容れないものがあるように思います。夜空をただ暗い闇とみるか、星がまたきやすいように、皆が眠りやすいおだやかな時間と見るかは自分次第です。
 買いたい欲求と売りたい欲求が交錯するTVショップのような番組、これがわかりやすいですよね、ほかの番組も似たり寄ったりで、わかりやすいということは、一部分しか表現していない。一部分しか言わずに終わっているだけなんです。
 欲望を刺激し合うコマーシャルに気を取られがちになります。
 食材との出会い、調和し、作品を作り、食を受ける人へ真心を渡す。これが料理を作るということです。ノウハウを参考にして自分で工夫をすることです。一回の食事でいちおうの結果はでますが、ほんとうの結果はずうっと
先です。○○さんは、ほんと美味い物作る人だったなぁってなる。

歴史上の人物を学んでも、その人物になることはありません。その人物の生き様を自分の糧として参考にして生きる。なんのスポーツでもいいが、有名選手の練習をまったく真似るなかで自分の練習方法が見つかっていくようなものでしょう。
あなたは、いまのままで、充分料理が出来ます。ただ、素直に学ぼうと決断すればいい。
少しずつしか上達しないけど、確実に上手くなるように、素直であり続けようとすること。
そこを努力してほしい。そして、自分が学ぶ師を見極めてください。あなたが思う考え方が体現されている方でしょうから。自分の考えが、光がさすように輝いて見える人に学んでほしいからです。
料理が下手って、、、なぜそう思うのでしょうか?たぶん、火が恐い。包丁が恐い。
美味しいって味覚がわからない。すべては、外になにか正解が存在しているようです。
あなたはいくつですか?歳の数だけ年月をかけて、食べて来ましたよね。
まず、あなたが食べてきたもので美味しいと思うものがあるはずです。ハンバーガーの人もいれば、ビーフシチューの人もいるでしょう。そう判断しているあなたは、すでに美味いものを知っているというということです。そこに思い描く美味いものに拵えたものが近づくように、少しずつ重ねていくだけなんです。下手ではなくて、経験不足といいましょう。
火が恐い、包丁が怖いこれも、単純に言うと経験不足。。でもね。いつまでも火は怖いものです。
刃物もね。怪我するし、ボヤにならないように注意しましょうね。
ベテランだって、年齢に関係なく、恐いものですが、少しづつ慣らして、気を付ける要所を踏まえていけばよいのです。
下手だと思う要素は何一つありませんよ。

料理がうまいってどんなことでしょうか?食べたものが、おいしいかどうか。それは味覚のおいしい枠に入れることです。
①塩分。人間は、大半は水で出来ています。その食塩濃度は、0.9%程度と言われています。生理食塩水の濃度です。
ですから、味つけするときに、頭の中で概算するのは、1%その量を少し加減して(少な目)に加えて減塩を心がけます。また、様々な生活習慣病など注意が必要な方はさらに、少な目に考え、お医者さんとも相談しながら食事してください。
②料理においては、それぞれの調味料の割りと言われる配合があります。これをヒントに調整ししながら味付けしていくのです。そして味付けしたら、味をみることです。味見、味見をすることは、覚える手順です。覚えるために味見は必ずしてください。文字より、舌で味覚で覚えるほうが楽しいし
わかるからです。
100のレシピを一つずつ覚えていくことは、ありません。
重要な部分を置いて。アイデアを落とし込む部分の余裕をつくったりもいいでしょう。それはあなたがゆずれない大事にしたい箇所なはずですし、段々分かってきます。徐々に深くなるはずです。どこかにゴールがあるものではないので、勝手にゴールにしないことです。
プロセスが大事なのです。マラソンをスタートしたのに、2kmで自分だけゴールと言ってもしょうがないですよね。それはリタイアとなりますが、2km分は上手になっていてほしいと思います。
そこにも学ぶ要素はあったはずですからね。
料理が上手な人とは、どう思うかで違うのです。目玉焼きが上手な人は、目玉焼き。
シフォンケーキが上手な人は、シフォンケーキ、たとえば紅茶なら紅茶の。海苔養殖が上手な漁師は海苔が上手でしょ。そういう風にしか思いません。それぞれがエキスパートな人はいるでしょう。それぞれの経験値によって、見える景色があって、違う景色を見ているはずです。
もっと自分の目線を把握しましょう。自分からお料理を見たときに、
見えてくるものをしっかりとみましょう。上手下手は関係ないのですから。
そこに素直に向かって歩いて行くことです。その行為はとてつもなく価値があることだからです。自分の価値、生活の価値が上がることだからです。そのとき気がつかないこともありますよね。子どものころ箸が上手に持てなかったけど、叱られながら練習しました。ちゃんと
持てるようになったけどいつからかわからない。親に感謝します。いつの間にか当たり前と思っていること。結構当たり前じゃないこともある。始まりは結構努力しているんだもの。
何であっても。向かう気持ちは、ちょっと素敵なことじゃないかしら。人間がひとまわり大きくなっていく魅力だから。人間が大きく成長していけば、何を作っても、おいしいものを作ってくれる人になれるよう精進したいものです。それは人となりの目標なのです。自分が見えているようにしか目標になりません。同じものを見ていても、すべての人は全く同じには見えていない。あなただけの感性ですから。


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