石川 仁(じん)プロフィール

冒険家/探検家 葦船航海士 葦船職人

先住民の持つ自然とつながる知恵の美しさを体験したのが出発点。
砂漠、極北、ジャングル、高地山岳、離島を探検していく中で自然と

1967年 千葉県松戸市生まれ

1987年〜1989年 アメリカ、南インド、ヨーロッパ、東アフリカへバックパックの旅。

1990~1991年 ラクダとともにサハラ砂漠2700キロを6ヶ月かけて単独で歩く旅。

1992年 アラスカ最北の町ポイント・バローで 1ヶ月半、先住民イヌピエットの人たちと生活を共にし、鯨漁の準備やウミヤック(獣革舟)の造船に参加。

1993 4ヵ月半かけて、千葉から鹿児島を経由して屋久島まで自転車での旅。

1994年 米国サンディエゴから陸路で南米へ。 コロンビアのオリノコ川の支流800キロを2ヶ月かけて丸木舟で川下りの旅。

1994~1996年 クスコ(ペルー)に住み、1年半の間クスコ、チチカカ湖、マチュピチュガイドをする。その間クスコで出会った仲間とお祭り隊を結成。チチカカ湖を6ヶ月かけて葦船で一周。
旅の途中スペイン人の冒険家キティン・ムニョス氏と出会い、同氏主宰の「国連公式プロジェクト「エキスペディション・マタランギ」にクルーとして参加する約束をかわす。

1996~1997年 ラパヌイ(イースター島)に8ヶ月滞在し、キティン・ムニョス氏のもとExpedición Mata-Rangiの一員となり葦船マタランギ1の製作に参加。

1998~1999年 ムニョス氏の「葦船マタラン2」の製作に参加。乗組員として乗船。アリカ(チリ)港より出港し、ポリネシアのマルケサス諸島に入港。88日間8000キロの 航海。

2000~2002年 ムニョス氏の「葦船マタランギ3」の製作に参加。乗組員として乗船。バルセロナ(スペイン)より出航。モロッ コを経由してカボ・ヴェルデ諸島に入港。2ヶ 月間3000キロを航海する。

2002年 「葦船マタランギⅢ」の航海が終わり日本に帰国後、日本の葦船文化を復興する為、チチカカ湖のトトラ舟のつくり方を元に、トトラとは性質の違う日本の葦でも作れるよう、また短期間で大勢が楽しみながら舟作りに関われるようにと石川仁が実践と研究を兼ねて編み出した独自のメソッドを用い、日本各地で1人〜4人乗りの小型の葦舟作りワークショップ「葦舟学校」を始める。

「カムナ葦船プロジェクト」を設立。

​2003年 世界水フォームに参加。「葦船淀川丸 (10m)」を製作しオープニングイベントで淀川を下る。

2004年 太田川に葦舟を浮かべる会主催で、「葦舟みたま号(12m)」を製作。広島市太田川より宮島まで航海。朝日放送主催で、「葦船あさひ丸(13m)」を製作。大阪湾を航海。

2005年 神戸パピルス研究所主催で「パピルス船 弦次郎丸(11m)」製作。神戸港にて模擬航海。

 カムナ葦船プロジェクト主宰で、「葦船 カムナ号」を製作。高知県足摺岬より出航し、 東京都神津島まで日本初の葦船での外洋航海をする。13日間1000キロの航海。

2007年 伊豆大島にて香殿(為朝)神社立替えの総指揮。

2010年 COP10連動イベントとして、えびす町内会主催で、12mの「葦船ひかり」を製作。 愛知県名古屋市熱田区七里の渡しで進水式を行い名古屋港より出航、桑名七里の渡し跡(三重県 桑名市)、 津ヨットハーバー(三重県津市)、豊北漁港NJMマリーナ(三重県伊勢市)を経由、神社港 (三重県伊勢市)に入港。 5日間111キロを航海する。

2013年 韓国順天国際庭園博覧会2013で海外初の葦船学校を開催。

2012年~2013年 葦船での太平洋航海に備え、航海術向上の為ヨット(アマナ号)による日本一周の航海。2013年9月千葉県館山港に帰港。

2014年9月 一般社団法人ONE OCEAN設立

2015年2月 葦船による太平洋航海の為のアメリカ・カリフォルニアでのリサーチを開始

10月より3年間 国立科学博物館主催 「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」へ草筏舟の設計・製造の責任者として参加

2017年 7月「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」で、7人乗り6mの草筏舟2艘を設計・制作 を担当し、与那国島から西表島に向けて実験航海をする。

2018年 2月 カルフォルニア州サンタバーバラにてチューマッシュ族の人たちとアメリカでの初めての葦船のワークショップ開催

10月サンフランシスコ湾からハワイまで葦船の航海を「EXPEDITION AMANA(エクスペディション アマナ)」と名付け、準備を開始。一般社団法人 EXPEDITION AMANAを設立

2019年 サンフランシスコ湾にて新しいデザインの葦船のテスト航海とデモンストレーションのため、現地で材料となる葦の刈り取り開始。

12月テスト航海の資金がクラウドファンドで1200万円達成。

2020年 1〜3月 刈り取りを終えて、テスト用30ftの葦船の製作開始直前にコロナ・パンデミックにより日本へ緊急帰国。プロジェクトの延期。

4月より日本でできるEXPEDITION AMANAの準備、オンラインで自身のトークライブやワークショップを主催。

2023年4月
EXPEDITION AMANAを再開し、サンフランシスコベイエリアにて本番の1/2サイズ9m (30ft )葦船 を製作し、湾内で2か月間のテスト航海を実施。

現在は2025年5月にサンフランシスコからハワイに向けての実証航海を目指し準備を重ねている。

ワークショップなども含め、これまでに計350艇の葦船(草舟)を製作。


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