Jin Ishikawa

冒険家 サハラ砂漠を単独でラクダと半年間歩いたことが人生の転機となる。その後極寒のアラ…

Jin Ishikawa

冒険家 サハラ砂漠を単独でラクダと半年間歩いたことが人生の転機となる。その後極寒のアラスカ、南米ジャングル、アンデス・チチカカ湖でそれぞれ違う極地で自然と対峙し、先住民と暮らす。現在は20mの古代船「葦船(あしぶね)」でサンフランシスコ湾からハワイ諸島を目指す航海を準備中。

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好きな肉ランキング3位はカピパラ

地上最大のネズミ、カピパラ! 香りも素晴らしくとても柔らかい赤肉。 食べたのは、南米コロンビアのオリノコ河をひとりで丸木舟で下った時に食べた忘れられない肉だ。 コロンビアのジャングルで夜中にヤリを持って水辺に狩りに行く。 そして、お世話になってたお家の台所に吊るされたカピバラの切り身。 「ジン、料理してくれ」 というからギトギトのフライパンで焼くことに。 肉の切り身をかけるための棒なのだろうか。背の高さよりちょっとと赤いところに取り付けてある細い棒の上にペロンと小さな布

    • 旅するときは風に乗る

      ポリネシアの友人が言っていた。 旅をするときには、 『風を呼ぶ』 『風に乗る』 『風になる』 そう、風とは目に見える風ではなく心の中に吹く風なんだと。 今までいろいろな場所を旅してきた。 それはいつもその瞬間瞬間で求めた場所に身を置くことを重ねてきただけだ。 今でこそ探検家、冒険家と言われるようになったが一度たりと探検家になりタオと思ったことはない。 ただ旅を重ねてきただけだしこれからもそうなのだと思う。 旅の目的はもちろんある。 ただ、目的は存在すればいいとも思ってい

      • 第1回葦船太平洋航海 アメリカ視察の旅
 ロサンゼルス ー サンディエゴ編

        ありったけの空が、眩しく青い。 2015年2月アメリカの西海岸から葦船建造候補地を探す旅を始める。 人生を賭けてでもやりたいことができた時にあなたはどうしますか? 誰にも言わずに綿密な計画を練ったり、少しずつ準備を重ねたり、資金を貯めたり、友人に相談したり。 ただ、誰もが賛同するわけではなく、 「中にはそんなことできっこない」「危険なことだからやめたほうがいい」 という声も耳に届く。 それでも、自分の心から湧き出る、 「何か」は、 いつも人生の行動の軸足にする

        • 旅風 02 目的地はいつもあやふやだ。

          手書きのメモ2日目

        好きな肉ランキング3位はカピパラ

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          まずは手書きで始めてみることに。

          本を書きたいと思う。 今までの人生のアウトプットだ。 砂漠から葦船まで、30年の集大成となる。 と、いうと大袈裟であり、大きなプレッシャーなので、 まずは始めてみることに。 手書きがいい。 まずはやりやすい方向で、続けることを目標に。 続けていればいつかは辿り着ける道のりだろう。 校正も、何もないまずはスケッチみたいな文章だ。 ではこんな感じで。

          まずは手書きで始めてみることに。

          自然とつながる、いま立っている場所で。

          イノシシを丸々一頭捌いた。 コロナという限られた制約の中でも、 地元で『自然とつながる旅』 が、できるのだと鳥肌が立つようにハッとした。 猟師の鶴崎さんから、罠にオスの猪がかかったと連絡が入る。 うちから1時間一気に車で到着すると、すでに止め刺しと血抜きが終わっていた。 魂は無事に帰れただろうか。 息をゆっくりと吸い、目を瞑る。 淡々と捌いた。最初は2人であとは1人で。 ついつい感情が動きそうになる。。 何も考えないことで心を落ち着つかせ手元に集中する。生命を頂く大切

          自然とつながる、いま立っている場所で。

          【冒険家・石川仁のサバイバルトーク vol.2】 ~一歩を踏み出す~

          今夜9/29夜9時からオンライントークします! 今回のテーマは「退く勇気」と「踏み出す勇気」 一見、全く違うことのようだけど、目標に向かうときにどちらも必要なエネルギーだ。 特別な決断をした忘れられない旅がある。 かなり高い確率で死ぬ可能性の高かった大西洋横断の航海だ。 出航1週間前、そのとき「退く」と「踏み出す」を同じ日に決断した。 退くという判断ができたからこそ、踏み出すことができた不思議な体験だった。生きるか死ぬかの向こう側の世界の存在を知った。 そして、奇跡が起

          【冒険家・石川仁のサバイバルトーク vol.2】 ~一歩を踏み出す~

          石川 仁(じん)プロフィール

          冒険家/探検家 葦船航海士 葦船職人 先住民の持つ自然とつながる知恵の美しさを体験したのが出発点。 砂漠、極北、ジャングル、高地山岳、離島を探検していく中で自然と 1967年 千葉県松戸市生まれ 1987年〜1989年 アメリカ、南インド、ヨーロッパ、東アフリカへバックパックの旅。 1990~1991年 ラクダとともにサハラ砂漠2700キロを6ヶ月かけて単独で歩く旅。 1992年 アラスカ最北の町ポイント・バローで 1ヶ月半、先住民イヌピエットの人たちと生活を共にし

          石川 仁(じん)プロフィール