もっと先入観をもたないようにしようと思いながら家路につく
はじめに
祝日でこの曜日にはめずらしくしごとが休み。空模様を気にしつつ、生協の店に買い物にでかける。なんどか通ううちにマンションからここまで最短でいける道をようやくさがしあてた。
するとショートカットにばかり気をはらってきたせいか、見落としてきた場所があった。
きょうはそんな話。
おなじことをくりかえす
ターミナル駅のすぐそばのマンションぐらし7か月目。さすがに街なかだけに日々の食べ物を入手する店だけでもいくつも選択肢がある。スーパー、ディスカウントストア、ドラッグストアだけでも5か所ほど。コンビニはつかわないがとちゅうに3,4か所。
なかでもひっこすまえから長年通う生協の店舗は徒歩圏になった。この店を拠点に賃貸マンションをさがしたほど。
近道
すみかと店を往復する際になるべく近道を探してみようといろいろ歩いてくらべた。結局のところ所要時間は交差点の信号しだい。のこりは目的地にむかってななめにショートカットできるところを探し出すことにあると気づいた。
ポイントは鉄道と道路の立体交差の場所をなるべくえらんで信号機のある交差点のひとつをさけつつ、しかもそれが目的地にむかってななめに交差しているところを見つけ出すところにあった。
平均して2分ほど縮められるとわかりひとり満足。嬉々としてその開拓した道をつかいつづけた数か月。それなりにメリットを感じたのはよいが、いちもくさんに目的の店にむかい、店でほしいものを手にいれると家に帰るというごく単純な行動をとるにすぎず、まわりをかえりみないままとなっていたらしい。
だいじなことを見落としていた。
先入観をもちすぎ
くらしてみるとこの街なかには競合する店がいくつかある。わたしはさほどこだわるほうではない。実用品などはこだわらないしやすいところをみつけて買えればいい。それにもかかわらず生協のこの店をあまりに中心に考慮しすぎたむきがある。近道をみつけて悦にいった状態からぬけだせないでいたようだ。
いつものようにショートカットを急ぎ足ですすむ目の端にちらりとはいったものがある。そういえばパスしつづけたあのスーパー。とおい学生の頃の記憶までさかのぼる。あまりの商品の管理の行き届かなさにもう二度とこないと封印した系列店。てっきりそのままだろうと思いこんでいた。
せっかくなので
なぜかそれをふりほどき、こわいもの見たさ半分でふとむかってみるかという気分。それこそ何十年とまえを車で通りすぎた。なかに入りおもわずおどろいた。リニューアルして見違える状態。商品もどこよりもきれいにならべられ生鮮品の鮮度もいい。ふだんづかいの飲料は最安。
しまったと店内をめぐりながら思う。その飲料と食用油の支払いを済ませて店を出た。
おわりに
ひさびさのヒットかもしれない。それから反省。へんな先入観や思いこみはただちに払拭しないと。その両方の感情が入り混じりながら雨の降りそうななかを急ぎ足で家路にむかった。
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