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中村淳彦

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(なかむら・あつひこ) ノンフィクションライター。無名AV女優インタビュー『名前のない女たち』シリーズ、『東京貧困女子。: 彼女たちはなぜ躓いたのか』、『悪魔の傾聴』などヒット作… もっと読む
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「貧困でかわいそうな歌舞伎町の立ちんぼ女子を救って結婚したい」と妄想する婚活おじさんは自分が最下層のオヤジであることを理解してください【中村淳彦の名前のないコラム】

大規模摘発もあり、歌舞伎町の立ちんぼ女子が話題です。なぜ彼女らが路上売春しているのか、その実態を知らずに「貧困で生活が厳しいかわいそうな女の子」だと決めつけて、あわよくば結婚相手にと近づく中年男性も多いようです。しかしアラフィフオヤジは絶対に若い女子とは結婚できません。10/30発売『中年婚活 50歳、年収450万円からの結婚に必要な30の法則』著者・中村淳彦が解説します。 「売春女子はアラフィフオヤジの自分より下」という勘違い  ノンフィクションライターの中村淳彦です。

「中学受験は公立一択!」天才でもない子どもを無理やり私立中に入れるとマザコン・コドオジ・中年童貞に育つ危険性が高まります【中村淳彦の名前のないコラム】

新年度、愛する子どもの進路について悩む保護者も多いでしょう。なんとなく「私立がいい」といったような曖昧なイメージがありますが、それって本当でしょうか? 中村淳彦さんが断言するのは「都内なら公立一択」。その理由は…… 公立中学校の何が気に入らないんですか?  ノンフィクションライターの中村淳彦です。  教育ママたちが「私立中か公立中か」みたいなことを熱く語りまくっていますね。今日はどう考えても、公立中学のほうがいいんじゃないかって話をしていきます。  ちなみにもう40年前

逮捕された頂き女子りりちゃんが編み出した「パパ活おじさんから売春しないでお金を奪う方法」が天才的すぎるっていう話【中村淳彦の名前のないコラム】

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頂き女子りりちゃん求刑13年でも生涯未婚の孤独で悲惨な団塊ジュニア男性は“ガチ恋詐欺”に騙され続けます【中村淳彦の名前のないコラム】

男性3人から約1億5千万円をだましとったとして逮捕された頂き女子りりちゃんこと渡辺真衣被告(25)。3月15日、名古屋地裁で検察側は懲役13年、罰金1200万円を求刑。見せしめ的なものとはいえあまりに重い求刑がどうなるか判決が待たれますが、これで“ガチ恋犯罪”がなくなるわけではないのですーー。 ホス狂女子はみんな普通にやっていたこと、なのに…  ノンフィクションライターの中村淳彦です。  懲役13年ってマジですか? 頂き女子りりちゃんに求刑が出て大ニュースになっています。

「母親だけは絶対に許さない」不倫、暴力、ネグレクト、教育虐待、性的虐待…“毒親”に育てられ振り回された子どもたちを襲う負の連鎖【中村淳彦の名前のないコラム】

親子関係がうまくいかないと、子どもの人生はどうなるか。一方的な「あなたのため」を押し付けることは、最悪の結果を招きかねません。他人ではないからこそ、とんでもない悲劇を引き起こすことも……。 あなたも毒親になっていませんか?  ノンフィクションライターの中村淳彦です。  先日『私、毒親に育てられました』 (宝島社新書)という本を書きました。2ヶ月間ぐらい毒親の取材を一気にして、すぐに書いて本にした感じです。じっくり練られた本もいいけど、こうやって勢いよく書くのもなかなかいい

中学受験をきっかけにホス狂、売春、リスカ、借金、もう地獄。私立中高一貫校はエリート以外は落ちこぼれて人生終了、僕みたいな底辺になります【中村淳彦の名前のないコラム】

子どもが病むほど勉強漬けにして、高偏差値の私立中学を受験させる目的はなんですか? 自身がエリートばかりの私立中高一貫校に進学してひどい目に遭ったと語る中村淳彦は、公立中学こそ大学進学の近道と説きます。そのココロは…。 大学は推薦が6割。受験勉強しなくても大学には行けます  ノンフィクションライターの中村淳彦です。  前回は過熱する中学入試の悲惨な末路を話したけど、これは『東京貧困女子。』などなどで教育虐待の話をよく聞くので、みなさんにお伝えしたわけです。中学入試めちゃめち

【教育虐待】子どもに無理やり中学受験を強要したら精神崩壊、家庭も崩壊。学歴厨が生む悲惨すぎる結末【中村淳彦の名前のないコラム】

もうすぐ春ですね。進路について考える時期、子どもをすこしでも良い学校に通わせたいと親ならば誰もが思うでしょう。しかしお受験熱が過剰に上がりすぎると、子どもにとっても親にとってもいい結果にはなりません。無理強いしてでも掴ませたいその学歴は、本当に必要なものでしょうか? 団塊世代の「学歴厨」を受け継いだ現在の親たち  ノンフィクションライターの中村淳彦です。  僕は女性の貧困とかを軸にして取材をしています。女性の貧困は、おおよそ、社会でうまく生きられなかった人が全般的に広がっ

「ザ・ノンフィクション後編」婚活は相手を好きになったら負け。男性たちの敗因は舞い上がって恋愛感情を持ち込んだこと【中村淳彦の名前のないコラム】

婚活に奮闘する男女のリアルが地獄すぎると話題沸騰の「ザ・ノンフィクション 結婚したい彼と彼女の場合 ~令和の婚活漂流記2024~」(フジテレビ)。後編となっても男性たちの婚活はなかなかうまくいきません。なぜなのか。『中年婚活』著者・中村淳彦が解説します。 ※前編はこちらから 相手の女性がどういう状況かを俯瞰して見る  ノンフィクションライターの中村淳彦です。「ザ・ノンフィクション 結婚したい彼と彼女の場合 ~令和の婚活漂流記2024~ 後編」、めちゃめちゃ話題ですね。

「ザ・ノンフィクション婚活地獄」46連続でフラれた29歳男。お見合い中にいきなりブチ切れる34歳女。みんなアレするだけですぐに結婚できるのに【中村淳彦の名前のないコラム】

いまどきの婚活現場がいくらなんでも地獄すぎる!と放送直後から話題となっている「ザ・ノンフィクション 結婚したい彼と彼女の場合~令和の婚活漂流記2024~」(フジテレビ)。今回は2月4日に放送された「前編」を中村淳彦が解説します。 婚活苦戦するのは「傾聴」できていないから  ノンフィクションライターの中村淳彦です。「ザ・ノンフィクション 結婚したい彼と彼女の場合~令和の婚活漂流記2024~」という番組が放送されていました。前編を見ただけですが、なかなかエグイ内容だったので語

結婚生活が破綻しても妻と離婚できない真面目でモテない50代おじさんが若い女子とのパパ活にハマって地獄、という話【中村淳彦の名前のないコラム】

結婚にはメリットもデメリットもありますが、破綻した夫婦ほど悲惨なものはありません。結婚生活がうまくいかず家庭内での居場所をなくした夫は、妻を憎み、パパ活に若い女子を求めて……。これから結婚を考える人はぜひご一読を。 一番身近な人と憎み合う不幸  ノンフィクションライターの中村淳彦です。  ちょっと前の話になっちゃうけど、パパ活の取材をしました。交際クラブ、愛人紹介所の大手の人がめちゃめちゃ協力してくれて、パパ活のパパに20人ぐらい一気に話聞いたわけです。  パパ活のパパは

45歳婚活男性「どうしても子どもが欲しいから28歳の女性希望」は不可能です。奇跡は絶対に起こりません【中村淳彦の名前のないコラム】

中年男性の婚活がうまくいかないのは「狙う女性を間違えている」から。容姿も資産もずばぬけたスーパー上流国民でないかぎり、10歳20歳も年下の若い女性とは結婚できません。40歳をすぎてからの婚活で、すべてが理想通りにいくことはありえません。なにかを諦めるしかないのです。 結婚は「等価交換」です  ノンフィクションライターの中村淳彦です。  Yahoo!知恵袋に、典型的な婚活で困ってる人の相談が出ていました。勝手に答えてみようと思います。以下にプロフィールを要約します。 ◉婚

『北の国から』という毒親地獄…親に否定され続けた子どもは人生が不幸になります【中村淳彦の名前のないコラム】

1983年から約20年にわたり放送された名作ドラマシリーズ『北の国から』(フジテレビ系)。いわずとしれた名作ですが、しかし主人公・黒板五郎の言動は子どもにとって正解だったのかというと疑問が残ります。いま風にいえば五郎さんは、「毒親」だったのかもしれません。 大自然を舞台に繰り広げられる壮絶な毒親物語  ノンフィクションライターの中村淳彦です。
  毒親の本(『私、毒親に育てられました 』宝島社新書)をやっていて、最後の方に否定され続けた子がどうやって厳しいことになるか、み

あなたの周りに貧乏人のジジイはいますか?QOLを上げるために真っ先にやることは資格でも投資でもありません【中村淳彦の名前のないコラム】

秋には原作ルポがドラマ化された中村淳彦氏。自分の人生を豊かにするためには、環境を整えることが第一と説きます。確かにカネは金持ちの周りに集まるし、不幸な人たちの周辺から幸せは見つけづらいものかもしれません。あなたも知らず知らずのうちに、足を引っ張られていませんか? 貧困女性へのアドバイス  ノンフィクションライターの中村淳彦です。 『東京貧困女子。』がWOWOWでドラマ化されました。全部観たけど、僕と東洋経済オンラインの高部さんがモデルになっていて、我々の日常がドラマ化され

女性は転落したらどうなるのか?夜の世界から抜け出せないシングルマザーの人生から日本の貧困を考える【中村淳彦の名前のないコラム】

パパ活女子、歌舞伎町立ちんぼ、いただき女子……若くして夜職につく女性たちは、その後どうなるのか。若さを武器に大金を稼げているうちはよくても、加齢とともに厳しくなっていく現実。日本の貧困女子をテーマに長年取材・執筆を続ける中村淳彦が、負のスパイラルを解説します。 賃金の安い困窮県で起きていること  ノンフィクションライターの中村淳彦です。今日は女性はどうやって転落していくのか?を話していきたいと思います。  女性の転落は色々あるけど、ワンコンテンツでバッと話せるのは「沖縄」