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noteに入社して半年が経ちました

経過報告です。今年の5月にnote株式会社に入社してから半年が経ちました。「早いもので」とよく言われるように夢中になっていたら過ぎた感があり、「半年で色々やったなぁ」という高密度感もある充実した半年間でした。良い区切りなので、3ヶ月経過のときに書いたようにやったことをまとめてみます。

3ヶ月から半年の間にやったこと

継続観点からのプロダクトのカイゼン

クリエイターが創作を続けるためには「ごほうび」が大切です。もっと堅いことばでいうと「報酬」です。色々なごほうびをあらゆるクリエイターに増やしたり行き渡らせたりすることが僕のいる1つのチームの目標です。3ヶ月までにしっかりチームビルディングはできていたので(ご興味あるかたは前述の記事をご参照ください)、バシバシとカイゼンさせていきました。具体的な数字が出せなくて申し訳ないのですが、打率・打点ともになかなか良かったです。投稿しているのにスキ・フォローが少ない(0~10)クリエイターを△△%から◎◎%まで減らすことができました。

施策の優先順位付けをチームでできるようにした

上記の施策を進めているチームのメンバーはかなり自律的で、新しいことに対するチャレンジも厭わない人ばかりです。なので、どんどんとPMいらずになっていきました。施策の優先順位付けを一般化してチームで決められるようになったのはその1つです。

施策立案、ABテスト計画、集計と分析、実装までだいたいみんなできるようになるという、なんかよくわからないほどすごいチームとなりました。
ちなみにスマホアプリチームのプロダクトマネージャーもやっているのですが、そちらはそちらでプロフェッショナルたちがWebと比べて遅れ気味だったアプリをむちゃくちゃ進化させていてすごいです。僕はぽけーっと見てるだけで良くなっていきます。(もっとがんばります)

言えないプロジェクト1:アサインされていないが重要な課題へのアクション起動

言っていいのかわからないのでふわっとしすぎてますが、noteのグロースにおいて重要なポイントに対して解決の初期リードをしました。すぐ取り組むことを個人的におすすめするプロダクト課題があったので、取り組むかどうかを上位レイヤーで決定するためのプロトタイプを用意しました。モノがあるかないかで話の進む速度が大きく変わる(そもそも動くかどうかを決定づける強さすらある)ことを、今までより明確に認識しました。結果プロジェクトが始まったので、やったね!と思っています。

言えないプロジェクト2:中期の課題のプロダクト(フロント)側のリード

大きめの全社的プロジェクトをプロダクト側からリードしています。ステークホルダーが多く、考慮事項も多いので、色んな人を頼りながら進めています。こういうときも前項と同じでプロトタイプが超有効です。理論や方法論から考えると無限の可能性が出てきて頭がパンクしそうになります。そんなとき、まずは紙にイメージを書き殴りましょう。最高のユーザー体験を考えましょう。プロトタイプは羅針盤であるだけでなく帆でもあるので、議論の推力となります。このプロジェクトでも特に潮の流れを掴むまではプロトタイプが役に立ちました。

言えないプロジェクト3:中期の課題のリード

言えないことばっかですみません!こちらもステークホルダーが多いので、丁寧にコミュニケーションしながらやっています。Working Backwards的アプローチをしていて、今のところ功を奏している様子です。もちろんこれもプロトタイプを用意し、絶賛みんなでたたきまくっています。はやく全部言えるようになりたい!

pmconf2022への登壇

8月にpmconfのセッションの公募がありました。日本のプロダクトマネージャー界隈では最大のイベントなので、かねてから登壇したいと思っていました。pmconfへの登壇、その経験自体をしたかったというのはもちろんあるのですが、登壇できるほどのクオリティの何かをやれているのか(考えられているのか)、と自分を確かめる意味がありました。ありがたいことに採択いただいたので、11月のイベント当日では以下の内容を発表しました。

note社での実践の話はまだ入社したてなのであまり盛り込めませんでした。次回など機会があればnoteの裏側をどんどん暴露したいと思います。
あと今回のスライドは初稿ではこの倍くらいあって、時間上削ったところだけであと3回くらい登壇できます。企画あるかたぜひご相談いただけますと幸いです。

これからやっていくこと

入社してからの半年でやりたかったことは、noteの人やプロダクト開発をしっかりと理解すること、任せられた領域でどっさりと結果を出すことです。どちらも大優勝というほどではないですが、まずまずやることができました。
これからの半年は、自分の領域をしっかりとやること前提で、もっと広い範囲でnoteを良くしていきたいと思います。たとえばプロダクトの戦略とかプロダクトとマーケティングのなめらかでダイナミックな結合とか。難しい、それゆえにわくわくすることを全身で味わえるのは挑戦するものの特権なので、美味しくいただいちゃおうと思います。多様性や創造性についての個人的な研究もゆるゆるとやっていくつもりです。
noteは僕が知る範囲でもこれからめちゃくちゃおもしろくなるので、たまに気にしてもらえると嬉しいです。もちろん一緒におもしろくしてくれるかたも募集しています。流れで余裕あるっぽく書いちゃいましたが、全然余裕ないです!激しく募集しています!

ババーン

おわり

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