財前雄太 / 箏・三絃の地唄・箏曲について語るアカウント

趣味で箏・三絃を弾いています。仕事はフリーランスです。 仕事の話はhttps://no…

財前雄太 / 箏・三絃の地唄・箏曲について語るアカウント

趣味で箏・三絃を弾いています。仕事はフリーランスです。 仕事の話はhttps://note.com/zaizenyuta参照。

最近の記事

大学卒業後にどの先生のお稽古を受けるか

卒業後の先生選び大学のサークルで邦楽をしていた人が卒業後も続ける場合、選択肢は2つあります。 サークルの先生のお稽古を受け続ける 別の先生のお稽古を受ける 先生につかず一人で練習する 一人で楽しむ分には3でも問題ありませんが、大学生活という限られた時間では上達に限界があるので、もし継続的な上達を目指すなら1か2になります。卒業後に先生の家に通える場合は1が可能ですが、遠方で就職したり地元に帰る場合は2になるでしょう。この際、サークル時代には無かった先生選びが発生しま

    • 暗譜は演奏の質を上げるための手段

      地唄・箏曲は元々盲人たちの音楽であるため、晴眼者が多数になった今でも暗譜で演奏されることがあります。暗譜は演奏者のポリシーであったり流派ごとの伝統がありますが、暗譜自体を目的にしてはいけないと考えています。 そもそもなぜお客様がなぜ演奏を聞きに来るかというと、良い演奏を聞きに来ているからです。同業者から見て「あの人はあんな大曲を暗譜できて凄い」と褒めることはありますが、それは副次的なものであって、演奏会は記憶力を争う大会ではないのです。年配になるほど記憶力は衰えるのですから

      • 六段の調べの初段はもっとテンポ速く弾いても良い

        六段の調べ(以下「六段」)といえば、「春の海」に並んで箏曲として最も有名な曲でしょう。古典の入門として練習することが多く、手を弾くだけなら難しくありませんが、音楽的には非常に難しく、古典は「六段に始まり六段に終わる」などと言われます。 流派によって差がありますが、よくある六段の演奏のテンポは以下のものでしょう。 初段、二段は緩徐に弾く 三段の途中から徐々にノってゆく 四段〜六段は速く弾く 六段の後半から緩徐になる 初段や二段をものすごくゆっくり弾く演奏をたまに見か

        • 宮城会の教師を目指します

          今年は仕事のnoteばかり更新していたため、こちらのnoteを1年以上放置していました。久々の更新です。 経歴紹介で説明した通り、私は2021年に大分にUターンした後、宮城会の先生のお稽古を受けていました。宮城会にはお免状(教師・大師範など)があり、教師以上になると弟子をとって教えることが許されるのですが、私は箏や三絃で生計を立てる予定はないので、お免状を目標にしていませんでした。あくまで自分の好きな曲を中心にお稽古していたといえます。 ところが、最近心境の変化があり、2

          私の箏・三絃の経歴紹介

          前回はこのnoteアカウントの概要を説明したので、今回は私の箏・三絃の経歴について語ります。 箏・三絃の経歴大学1年生でサークルで箏を始め、大学3年生まで続ける。 社会人になってからは箏を全く弾いていなかったが、2021年2月に地元の別府にUターンしたのをきっかけに再開。 先生のすすめで2021年6月から三絃を始める。 練習期間でいうと、大学時代と社会人あわせて箏が6年、三絃が3年です。 お稽古した曲(箏)大学時代は元宮城会の先生、今は宮城会の先生にお稽古をつけてい

          箏・三絃(地唄・箏曲)について語るnoteを始めます

          私はフリーランスで仕事をする傍ら、趣味で箏・三絃を弾いています。いつもは仕事についてnoteで書いていましたが、そのアカウントとは別に、箏・三絃について書く用のnoteアカウントを用意しました。 仕事用note……https://note.com/zaizenyuta 箏・三絃用note……https://note.com/jiuta_sokyoku 誰に向けて何を書くのか箏・三絃といっても色々ありますが、私がやっている生田流箏曲、地唄三絃を中心に書きます。なので、山田

          箏・三絃(地唄・箏曲)について語るnoteを始めます