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小説のプロローグを書けるかって?できらぁ! 【創作日記】#2

できませんでした!!!

どうもJiyaというものです。

小説を書き始めて3か月ほどの初心者です。

前回はプロットを書いた話をしました。
まだまだプロットにも問題があるので、いつかプロットの話をしようと思いますが、今回はどのように物語を書き始めたかについて書こうと思います。

さて、私は素晴らしいオープニングを作ろうと思ったのですが、ものすごく難しい。

そんな苦労を今回はご紹介です。

駄文紹介!!(プロローグ)

プロットをふまえて私は、とりあえず書き始めました。

良ければご覧ください。小説を書こうと決めて1日目に書いた修正されていないクソです。

「くそブラックが。今すぐ辞めたる!」
しかし、今日は何としても見なければならん!会社はむしろ休む!どうだっていい!それにしても今期は期待できる作品ばかりだが、異世界ものはいつも通りばっこしておる。面白いならいいが、大体は記号的で飽き飽きだ。
「まぁ、見なければいいだけの話なんだが!」と言いつつ毎回見てしまう。これがおれなりのデレというものなのか。
「同じような展開だから、不思議な安心感はあるよな、、、、ふぅ」
そろそろ時計が回る。
「他のことは続かないが、これだけはずっとだな」
「んっ!」
なんか、えっ、やべぇ。えっ、もう始まるのに?自分のはっきりとした意識とは裏腹に体の制御が効かない。心臓の鼓動が鐘を突くように乱れ撃っている。えっ、さっきのやつ回想じゃないじゃん。走馬灯じゃん。なんで気づかんかった。自然すぎて何の抵抗もできなかったわ。うそだろ、アニメもう始まるのに?し・・・死ぬのか!?俺は死ぬのか!!
こんなところで?異世界もののように?やめろ!死にたくない!
「うぐっ!」
必死に懇願するが、ついに最後の息が吐かれる。
カラダはぐにゃりと曲がり、まるで魂が体を離れていくように机に倒れた。
「見せてくれ!」
ばちん!!願いを断ち切るように電源が切れ、おれは現実の舞台から退場した。そして、オープニングがはじまる。

ひゃー恥ずかしい。見ないでください。お願いします。

駄文解説!!

さて、上の駄文で私が何を説明したかったのか解説しましょう(笑)

主人公はブラック企業で働いていて、疲労困憊、過労死寸前です。しかしながら、彼はどうやらそんな環境で働いていても、アニメが好きなようで現実の生活というのにもある程度の満足があるようです。
そんな彼は、都合よくチート能力をもらって成功する異世界ものがあまり好きではなく、転生したいわけではありません。現実世界に意味を見いだしています。そんな彼が死んで転生してしまうという導入が書きたかったわけです。

私はテーマとしてこのような話を作ろうというのをプロットの段階で話していました。それをふまえた文章が上の駄文になります。

伝わりませんね!(笑)

どのように修正したか


さて、私はノリノリで書いていたわけで、すごいすらすら文章が出てくるもので調子に乗っていましたが、今見れば恥ずかしいことこのうえない(笑)

上手くかけたなぁ!と書いたときには鼻高らかでしたが、なんも上手く行っていないですね。
書いていた時は、気分が独特な高揚をしていたので気が付かなかったのですが、次の日になって文学部で研究していた目線をもって見た時には死にたくなったものです。

今回は文章力が無いのはおいておきましょう。
それどころではありません。

まず、主人公のキャラクター性が曖昧。異世界ものが嫌いな理由が曖昧。現実で生きたい理由があいまい。
なぜ死ぬはめになったのか曖昧。全てが失敗しています。

他の名作などの物語はどうでしょうか?
すごい物語というのはプロローグというのがよくできているというのを思い出しました。

最近忘れられないプロローグは、知っている方がいるか分かりませんが、「レディ・バード」です。ものすごく面白かった。

最初の5分の見せ方がとにかく見事で、これから物語で起こることをすべて説明することに成功しています。母親との関係性、主人公が抱える悩み、母親の抱える問題点、それを見せつけた後に、走行中の車から飛び降りる主人公。

思わず「えっ!」と声を出してしまいました。この物語で何をしたいのかすべて観客に見せた後に、驚きのシーンを入れることによって読者を映画に惹きつける。

そして、プロローグがすごい物語は大抵ものすごく面白い。

最近見た「リコリス・リコイル」というアニメは最初の1分でこのアニメを最後まで見たいと決意させるほどで、実際そのまま最後まで見ました。「がっこうぐらし!」というアニメなども驚きを上手く使うことで視聴者の心をつかみました。まぁとにかく、面白い作品は最初も面白い。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「E.T.」「ホームアローン」「ショーシャンクの空に」すべての名作の始まり方はよくできているのを知っていたんですね。

それに比べて私が書いた文章はどうだ?
トイレでひねり出したものの方がましではなかろうか?

そうゆうわけで、今までの納得のいかなかった部分を名作と比べて直し始めたわけです。

まず、どのような行動原理でキャラクターが動くのかを明確にしました。

アニメが好きで、アニメが生きがいであることを明確にすること。そして、異世界に対する感情。死ぬのを自然に見せるために、どれだけ体を酷使ししているのかわかるような描写。
現実で生きたい理由、現実のつながり、そして、理不尽にも転生してしまうまでを書き直しました。

要するに、私は客観的に自分の作品の悪いところ取り上げ、素晴らしい作品のオープニングはどのように描かれているのか比較して、直してみました。

修正加筆されたものがこちらになります。良ければ見てみてください。ましになっているかな?と思います。

最後に

正直言ってまだまだという自覚はあります。
できればもっと魅力的に描きたいのですが、精進が足りません。
しかし、こうやって始まりを見直してみて、どのように書けばいいのかというのを学んだ結果、少し作品の見方が変わりました。

前まではオープニングをどうやって描いているのかそんなに注目していなかったわけで、もう一度物語を見た時にすごいなと思えるようになりました。

これは成長ですね。

私の作品自体はまだまだ足りない部分が多いですが、こうやって直して日々成長できればと思います。

そして、最後に自分なりに研究したプロローグの書き方について個人的にまとめたものを、書いてみました。

良ければご覧ください。
ありがとうございました!

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