27.久しぶりの我が家はツッコミどころ満載!
手術で入院してから7ヶ月ぶりの自宅。
「あぁぁーー〜長かった‼︎ 」
旅行から帰ってきて
「やっぱり我が家はいいねぇ〜。
家が一番!」
って言うアレ、アレ。しかし、そんな感傷に浸る間もなく自宅での生活が始まった。
そうは言ってもまだまだ不自由な身体を悲しく思わないほど、障害受容はできていない。しかし、受け入れるなんて待っていたらいつになるか分からない。そんなことをぐじぐじ考えている暇があったら、受容より慣れろ精神で、泣きたいときには泣いて前に進むと決めた。
リハビリの成果を発揮するぞーとやる気だけは満々!!しかし、自宅と病院では勝手が違う。問題が次から次へと浮上してきた。
まずはベッドに乗り移るだけでも問題発覚。病院ではベッドの右側から乗り移っていたのだが、我が家のベッドは左側
「あれれ?」
「ん?どこに手を…?」
「どこに力を…?」
あたふた!あたふた!
私、左側から乗り移ったことないじゃない!とこんな感じ。
次の問題が家の至る所にあるマット。これが厄介でめちゃくちゃじゃま‼︎ キッチン、トイレ、お風呂、洗面所、玄関こんなに敷いていたのかと思うくらい家中にある。マットの上を車椅子で移動すると、マットがしょっちゅうズレる。直しても、直してもキリがない。
もうー!イライラMAX!
「誰だ!こんな物を敷いたのは!」
「私だよ!」
全部剥がして捨ててやった!
「あースッキリ!」
「勝ったぁー!」 誰に?
また、当たり前だがキッチンでは流し台の下に足が入らない。これもイライラする。流し台に車椅子を横付けし、体をひねって調理をすることになる。ダイエットの必要もないのに何の罰を受けているのかと思った。
それから怖いことに、我が家のキッチンはガスだったので、顔の近くで火が燃える。揚げ物なんぞ作ろうものなら、ファイヤーダンスじゃあるまいし、なかなかのスリルを味わうことになる。溶接に使うあのお面?のごとく、鍋蓋で防御しながら作った。
これからは仕事より家事がメインになるので、キッチンは車椅子仕様にリフォームしてもらうことになったので、これらの、問題はひとまず置いておいて…これから解決していく様子をお楽しみに。
こんな感じでツッコミどころ満載のスタートとなった。
28話目へ続く…
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