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20240317_「ERPシステムと組織活性化の共存」という問い

『日本の経営を創る』の続き。
リエンジニアリングとERPのお話。

これまでの自分の18年の職業生活の中で、ERPシステムを導入する側から運用する側にキャリアチェンジしながら、ERPにまつわる仕事で感じてきた違和感に近いものがスパッと説明されていた。

筆者の1人はERPシステム(基幹業務システム)を「現場の人の工夫や生き甲斐を徹底的に否定してできた、標準化の産物」というような表現で説明している。
確かにシステムの画面からして、ワクワクを提供するような代物ではなく、合理化を追求したような無駄のないユーザーインターフェイスなのがERPシステム。

マニュアル通りにボタンをポチポチしていれば、業務を理解していない新人でもルーティーン的な作業はできるようになる。
自分の頭で考えない人が使えば使うほど、その人から知恵を奪うような、危険な面がある気がしてならない。
自分個人の体験として、ITベンダー側から事業会社側への転職時はそんなことは思ってはいなかった。

しかし、マネジメントの勉強や、診断士の企業経営理論を学ぶにつれ、
「ERPを使うことによって、自部署と他部署の業務が理解できなくなり、問題を解決するための対話が生まれにくくなる。
その結果、セクショナリズムが生まれて組織間の交流が希薄化し、組織の活力を低下させてないか?」
というモヤモヤが生まれてきた。
色々な業務が繋がっていて便利であるはずのシステムが、組織をダメにしていないか?、と。

では、どうしたら組織の活力を上げられるのか?
筆者は、現場の人たちがお互いに情報交換し合って、心理的共振を起こし「マインド連鎖」を生み出すことがポイントだと語る。
その連鎖を生むための「戦略ストーリー」を作りましょう、と。

知らぬ間に自分の中で抱いていた「ERPと組織活性化の共存」という問いに対して、一つの指針が生まれそう。

続きが気になります。

良かったこと振り返り

・サイゼリヤに行った
スマホでサイゼメニューのカロリーを調べながら慎重に検討して、「青豆のサラダ」と「チョリソ」に決定。
ゲーム感覚でダイエット。

・新しいfitbit届いた
新品はシャキシャキ動く。
しかも10日間バッテリーが持つらしい。頼もしい。

・コストコでドッグフードが安く買えた
異様に値上がりしているアカナが安く売っていたので購入。
いつもと違う種類だけど、気に入りますように。

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