「ゼロヒャク教科書」が指摘している日本のSTEAM教育に不足している4つのもの

昨日のブログでは、向山洋一氏による以下の指摘について紹介しました。

世界では、今はSTEM教育が注目されているのに、
日本では、今だにICT教育を導入しなければならないと言っていて
日本の教育は世界の教育からかなり遅れてを取っている。

私は現在STEAM教育を実践するために様々な文献を読んでいるのですが
先日発売された落合陽一さんの以下の最新刊で
日本のSTEAM教育において、次の4つの要素が不足していると記されていました。

言語(ロジック)
物理(物の理)
数学(統計的分析やプログラミング)
アート(審美眼・文脈・ものづくり)

教育者として、上記の4つが今の日本の教育に不足していることを
肌で感じていて、未来を担う生徒たちに申し訳ない気持ちでいっぱいになっています。

落合陽一氏は、これら4つが不足している理由は
「どう学ぶか」という学び方を教育現場で議論してこなかったからだと指摘しています。

まさにそのとおりで、私が知る限りでは、
○○大学に合格するための暗記重視の昭和型授業を優先してしまい
生徒たちが好奇心を持って物事を深く考え
新たなものを創造する機会を奪っているのが
日本の多くの教育現場の実態です。

落合陽一氏が提案するように、
「教科」の枠を外して、
教科を融合した教科横断型の授業をデザインすることが
教育者に求められていると考えます。

この本の中で、落合氏が紹介している
4つの要素を使ったリンゴ(🍎)へのアプローチの仕方が目から鱗ですので、この本をまだ読んでいない方は、ぜひご一読されることをおすすめします。


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