見出し画像

母のいない「年末年始」~何にもしたくない…

今年の「年末年始」は、母がいない。

「ショートスティ」に行っている。

初めて、母は「年越し」をショートスティでするのだ。

昨年の年末は、「年越しそば」とか、「おせち」とか、お正月の準備をしていた。

「おせち」といっても、出来合いのモノを注文するだけで、それも結局、母は、殆ど食べない。
最後は、「娘家族」を呼んで、食べ尽くしてもらっていた。


「来年は、おせちのお金を、ショートに回した方が、よっぽど無駄にならないんじゃない~」と私は、母に言った。

家よりも、断然、施設の方が暖かく過ごせるし、高齢者用に、上手に調理されたお料理が出てくるし、そっちの方が、イイよね、という事になり、今回の年越しは、「ショートスティ」で過ごすことになったのだ。


12月から、来年1月まで、27日間という、長丁場の「ショートスティ」となった。

だから、「おせち」もいらないし、「年越しそば」も、大晦日の日は、早めに駅前の「お蕎麦屋さん」に食べに行こう~

そんなふうに、私は思っている。




94歳の母は、基本なんでも、自分で出来る。

だから、「介護」というほどのことは、何もないのだけれど、

「1日のルーティーン」があって、その時間の流れに、毎日、私は合わせている。

つまり

「母のルーティーン」に、私は「拘束」されているのだ。


それが結構、辛い・・・


今年9月に、コロナになった母は、その後、何故か以前より元気で,
「覇気」がある。

活舌が、戻ってきた感じで、ちょっと前より、話が聞き取りやすい。

母の「V字回復の記事」に、母の介護施設入所を考えている事を書いた。




その後、「施設見学」にも行ってみた。

介護施設は、お金もかかる。自分たちの経済力で、「入所できる施設」のグレードは、だいたい決まってくる。

中途半端に元気な母にとって、「介護付き施設」が良いのか、自立型の「サービス付き施設」が良いのか、それも私には全くわからない。

年齢的に、入所した施設が「終の棲家」となる可能性を思うと,看取りまでやってくれることが、必須なのか、それも、結論が出ない。

もし「介護付き施設」となると、今、受けている介護サービス(訪問診療や介護レンタルなど)を、場合によっては、リセットしなければならなくなる。


今の場所に、母と移り住んで5年が経つ。

この5年間「母の生活」を、私なりに組み立ててきた。

それを、崩すことが、母にどんな風に、影響するのだろう~

「ショートスティ」も、昨年から利用し、少しずつ利用期間を延ばしてきた。そのお陰で、かなり慣れ、今回のような長期利用を、母が受け入れられるようになったのだ。

介護施設の入所を考える時、逆に母が、もっと「手がかかる状態」であれば、自宅では無理だと、娘の私は、諦められるのだ。


でも、前記した通り、母は、基本なんでも自分で出来る。その母を、施設に入所させることが、必須なのだろうかと、気持ちが、「行ったり・来たり」する。


自宅に戻れるという事が前提だから、「ショートスティ」に行くけれど、母の荷物も、ある程度、処分し、もう戻る場所は無い状況で、介護施設に入所となれば、母自身は、どうなんだろ~

母に「どうしたい?」と投げかけても、絶対、答えが返ってこない事もわかってる。

やっぱり、「私の覚悟」が、まだまだ、出来てない・・・


とにかく、この「年末年始」は、「母のルーティーン」から「解放」されたのだ!!

だから、慌ただし年末、何にもしないぞ!

何も考えずに、ぼ~っと、過ごすぞ!


先ずは、自分の心を解放しよう~


よろしければサポートお願いします! 頂いたサポートは、「刺繍図書館」と「浪江・子どもプロジェクト」の運営に使わせて頂きます! サポート頂けたら、大変助かります。