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「老いのリズムは三寒四温」~母が、日に日に歳をとっていく

このところ、なんだか、母が歳をとっていく感じが否めない。

今年、お誕生日が来ると、母は94歳になる。

年齢の割に、元気と周りからは言われる。

基本、歩ける。
配膳は出来ないけれど、「食事」は自分で食べられる。
「トイレ」は介助なく自分で行く。
「お風呂」もとりあえず自分で入れる。

でも、例えば「食事」は、細かく刻まないと食べられないモノが多くなった。
「入浴」も、介助なしで行えるけれど、「ちゃんと洗えているのか~」と思うときがある。

特に「食事」のことは、心配になるけれど、毎日のことなので、母のために一生懸命やることで、自分が「精神的に潰れたくない」という思いもあり、なるべく買ってきたお惣菜で「食事」は、済ませようと思っている。
(セブンのお惣菜を買い込んだりしてる)

何しろ母は、残りものは食べない。
つまり、「作り置き」がダメなのだ。


この先どうなるのか、母のことを考えると、気が重い・・・・


一日の「デーサービス」は、諦めた


母は普段、週3日、半日の「リハビリデーサービス」に通っている。

半日の「リハビリデー」なので、運動が中心で、そこで「食事」や「入浴」は無い。

週に数日でも、ちゃんとした「栄養がある食事」と「介助のある入浴」が行えるよう、「1日のデーサービス」に、母が行くことを試してみた。

しかし、朝早いのが苦手な母は、お迎えの時間が早いこと(大体、8時半とかのお迎えなんですけど~)や、「デーサービス」の場所が、ちょっと遠い(と言っても、車で20分くらいなんですけれど~)とかで、行かなくなってしまった。

その後もいろいろ探してみたけれど、上手くいかなかった。


これからは、定期的に「ショートスティ」を利用する事を決めました!


これまでも、所どころで、「ショートスティ」は利用したことがあったけれど、それは「イレギュラーな事」だったのだ。

でも、これからは、「定期的」に利用する事を決めた。

そして1月下旬、これまで2泊~3泊の利用しかしたことがなかった「ショートスティ」を「5泊6日」お願いした。

母にとっては、初めての長丁場だ。

「ちょうど寒波が来るし、ショートに行ったら、うちにいるより絶対に室内は暖かいから、ちょうどいいよ~」とか私は言って、母のテンションを上げた。

「ショートスティ」では、「ニット」以外は、持参した衣類をお洗濯してくださるので、「洗ってもらえる素材」や、「名前を書きやすい素材・色」の衣類を母用に新たらしく買って、どんどん母のテンションを上げた。


母は、「活性化」されて戻ってきた!


初めての長丁場の「ショートスティ」から帰宅した母は、声の感じがハッキリしていて、なんだか言葉が聞き取りやすくなっていた。

「こんな人が来てたわ~」とか、「お話しさせて頂いてもいいですか~って話しかけられたのよ」とか、ショートでの日々を冗舌に語った。

「絶対、お電話ちょうだいね~」と言われて、その方の名前と電話番号が書かれた「メモ」まで渡されてきた。

「食事」も「おやつ」も美味しかったし、スタッフの方たちが、いろいろやってくれてご機嫌で帰ってきた。

自宅にいる時より、確実に「栄養を摂取」してきたのが分かる。

そのお陰か、とにかく元気に帰ってきた。


自宅の生活は厳しい~のだ!


しかし母は、帰宅後、毎日、ずーっと寝てる。

ゴロゴロしているのではなく、グーグー寝ている。

完全「入眠状態」なのだ。
このまま「永眠」するのでは~と思うほどだ。

「お腹が、重たい感じがする」と言って、「食事はお粥」しか食べない。

施設に比べ、自宅の「室内温度」は、かなり低いわけで(介護スタッフの方たちは、半そでで仕事をされていますものね~)、食事も私が用意しているわけで、ショートスティのようにはいかない。

ショートだと、朝からスタッフの方が「元気な声」で母に、挨拶をしてくれたり、声を掛けてくれる。

しかし、私は、朝から元気に「母に声を掛ける」なんて出来ない。

食事の時も、会話は無い。

朝、起きた時に室内が暖まっているように「暖房のタイマー」は設定しているけれど、「電気代」を考えたら、そんなにガンガン付けられない。

母は、夜中に何度かトイレに起きる。
その時、暖房は切れているから室内は、寒いと思う。

母がずっと住んでいた「戸建ての実家」は、暖房が止まると「極寒」だった。それにに比べたら、今は「マンション」なので、そこまで寒くはない。

しかし「ショートスティ」から戻ってきたばかりの母には、「極寒」に感じるのだろう。

とにかく、ホスピタリティが、全くない自宅は、母にとって厳しいのだ。


93歳「復活」するのに時間が掛かる~


母は、朝が苦手で、普段は、9時頃起きる。

特に「寒いのも苦手」で、今ぐらいの時期、「冬眠」に入るのだ。
(なかなか起きてこない・・)

ショートスティは、朝が早い。

起床は6時だ。

それでも室内が、常に暖かいので、起きれるらしい。

しかし、どう考えても、自宅にいるときに比べたら、あきらかに「睡眠時間」が少なかったと思う。

さらに、普段、家では「お昼寝」をするけれど、ショートの間、1日のスケジュールも気になり「お昼寝無し」で過ごしたようだ。

母は、人と関わることが好きな人だ。
そんな母にとって、「おしゃべり」をする相手も周りにいて、きっと「おしゃべり」が、楽しくて、それも疲れたのだろう。


「ショートスティ」から戻って10日目、「永眠」するかのように寝ていた母は、やっと「明日は、リハビリデーに、行かれそう~」と言った。



それでも、今後「ショートスティ」は利用します!


帰宅した日は、なんだか元気な母だけれど、一晩寝ると、一気に「寝込む」感じだ。

しかし、「食事」や「入浴介助」のことを考えると、今後も「ショートスティ」は利用していく。

3月末、「10日間」のショートの予約を施設にとってある。
その前に、今月末、「1週間」またショートに行く予定だ。

ショートから戻って、また寝込んで、お粥生活になっても、「相対的に考えるとそれでイイ!」という結論に、私はたどり着いた。

「ショートステイのスタッフ」の方たちが、暖かく母に声を掛けてくださることには、感謝しかない。「娘の私」には、絶対に、できないことをやってくれる。

私は、どうしても母に対する「言葉の語尾」が強くなる。

母の「中途半端な自立度」にイライラさせられ、還暦を過ぎた私は「思春期の娘」のように、母親につらく当たっている。

(私は、反抗期があまりなかったなぁ~)

先日、母が「あ~ぁ、長生きはしたくないわね~」とつぶやいた。

それを聞いて、これでまた「母の寿命が1年延びたな~」そんな気がした私なのだ・・・

※私の愚痴を最後までお読み頂き、ありがとうございました。(^_^;)

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