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ホテルサービス その236 - ホテルの吸引力 -

宿泊特化ホテル増植中。
これは外来客には良い事に違いありません。

経営的にも料飲施設のテナント化や宴会場を併設せず先読みし易い宿泊だけで日銭を稼ぐビジネスモデルは定着しています。

勿論ホテルであるからには宿泊は主である!

ところが宿泊特化型ホテルが置き去りにしている問題は根が深い難問。

この最たるものは地元への還元。
地域住民の非日常レストラン利用。
晴れの日の冠婚宴席利用。
はたまた災害時の寄り所として。。。

生活に密着して利用される機会もあり地域にとって無くてはならない存在のホテル。

宿泊特化型のホテルが増えるほど外来ゲストを沢山呼び込むことは可能だが!

先述の様に地元民からは慕われない宿泊利用のみの展開に困った感は高まっている。

同じ特化型でもフルサービスに特化したホテルの場合はそこを満たすものです。

まずロビーが広い。
宴会場が沢山ある。
和洋中を楽しむレストランがありバーもある。

更に世界の富裕層を相手にできるスタッフのサービスを求めて利用する目線の高いゲスト。

それらのゲストによって都市の価値は高まるという図式は今も変わらないものです。

国際都市と名乗りを上げている以上フルサービスホテルが無くてはならないと思う所以。

今はビジネスホテルとシティホテルの境界が曖昧になりつつある日本のホテル業界。

これは既存シティホテルの衰退を現しているのかも知れませんね。

折からのAI波が高まることで逆に人らしさを求めて行くのが人間の性。

となると…
ホテルの良さはフルサービスでなければ到底分からない!そこにゲストを心から惹きつける目に見えない吸引力の関係があるのです(^^)

明日はブライダル招待状について…
書いて参ります✍️

HOTEL DIRECTOR

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