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ホテルサービス その541 - F&Bポテンシャル -

ホテルの研修講師として活躍される方は私以外にも星の数ほど居ます。

コンシェルジュにプロトコールを指導。
フロントマンにコンプレイン対応術を伝授。
ドアマンに上客の扱い方をレクチャー。
ベルマンに機転の利く動きを指導。
ハウスマンに合理的な手法を指導。
マナー指導は完璧であることが多い。

単なるマナー講師では無理な専門分野だが!
宿泊畑の方であれば簡単に教授可能。

ところが!!範囲が料飲部門になると指導者は極端に減ってしまいます。

なぜならば!!
ホテル料飲部門は奥深な専門職集団だから🍽️

所謂そこを極めた人でなければ受講者に細部が伝わらず時間の無駄と思える白けた研修にしかならない誠に複雑な部門なのです。

だからと云うものでもありませんが!今回は料飲部門を極めた私の得意なレクチャーについて列記いたします。

レストランスタッフに真の技能を伝える。
バーテンダー・ソムリエ技能を磨き上げる。
宴会マンに有効な段取りを教える。
婚礼予約に販売スキルを教える。
ブライダルのコンプレインを綺麗に納める。
和・洋・中の調理人と専門的な話が出来る。
グランシェフを説得できる知識を持つ。

特に調理部門の方に話が出来るホテルマンは星の砂ほどに少なく貴重なご意見番であります。

さらに売上管理に損益計算書など実務に沿った正しい数字の見方や企画案も伝授。

その他に!
マーケティングへ目から鱗の提案が出来る。
資材部門へ良い業者の見分け方を教える。
経理部門と数字でバトルが出来る。
システムへ提案が出来る。
施設管理者の気持ちが分かる。
人事部門に喝を入れる事も出来ます!
そしてGMを納得させる(これは簡単)

いわゆる部門を問わずホテル丸ごと指導ができると言うことなのです。

貴方はホテルマンとして?
どの部門の方が貴方の話しを受け入れてくださるのか推し量る事は大事。

ビジネスライクに考えれば係数管理は避ける事の出来ない作業。

それを日々意識している料飲の持つ底力とでも表現しましょうか経営的にもある意味恐い集団です。

数字は物語る!
潰しが効く仕事とは論理&体感的に数字を捉え解析し売上に貢献できる能力である。

1 + 1 = response = HOTEL → F&B

明確な答えがない仕事だからこそ。
潰しが効くスキルが意味を伴い結果へコミットできるのです。

F&Bはかなり辛い仕事です。
しかし辛い仕事の恩恵は莫大な幸へ進化するのが分かっているから辞められない(o^^o)

俗に「辛に十を加えれば = 幸 になります」
ものは考えよう!(^^)!

明日はMOTENASHIについて…
書いて参ります✍️

HOTEL DIRECTOR

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