今の「学び」の姿をめぐる一冊
こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。
皆さんは、小中学校時代のこと、覚えてますか?
本格的に自分が社会と交わりはじめる機会である初等・中等教育は、人格形成においても非常に重要な時期です。
また、そうした子どもに対し教育する側の責任も大きなものです。
本書は、全国での非常にユニークな学校教育の取り組みを取り上げた一冊です。
全5章で構成される本書は、各章でそれぞれの教育機関を取り上げます。
特徴的なのは、次の構成です。
「はじめに」では、(一般的な学校の姿に対する)「「あたりまえ」が揺さぶられ、自分の立っていた場所が、否応なく地殻変動させられるその瞬間が。自分の知っていた世界がいかに狭く、ちっぽけであったかを突きつけられるその一撃」が、本書で紐解かれると述べます。
第1章 「北九州子どもの村小学校・中学校」
第1章で取り上げられているのは「北九州子どもの村小学校・中学校」です。
ナビゲーターの方の、次の一文が胸を打ちます。
第2章 「伊那市立伊那小学校」
第2章で取り上げられているのは「伊那市立伊那小学校」です。
本校では、なんと教員がその時々の子どもたちの状況に合わせて柔軟に時間割を変えているとのこと。授業の終了時刻の時点で、授業がクライマックスを迎え、子どもたちの集中力が続いているならば無理に授業を終了せずに、区切りの良いところまで延長されるのです。
ナビゲーターの方は、本校での自身の学びを次のように語ります。
第3章 「三河サドベリースクール・シードーム」
第3章で取り上げられているのは「三河サドベリースクール・シードーム」です。
サドベリースクールのルールは、皆で話し合いのもとに「変更できる」ことが特徴です。そのルールがコミュニティにとって不要だと感じられれば、皆で話し合い、必要に応じて可変することが可能な校則です。
ナビゲーターの方は、本校での学びの特長を次のように語ります。
第4章 「横浜シュタイナー学園」
第4章で取り上げられているのは「横浜シュタイナー学園」です。
シュタイナー学校は、すべての教科を芸術的に学ぶことが特徴です(算数でさえ!)。ナビゲーターの方は、本校での方針を次のように語ります。
シュタイナー教育は、JMAMでも次のようなわかりやすい解説書が発刊されています。その革新的な教育手法を、ぜひご一読ください。
第5章 「教育観を磨くということ」
まとめの第5章「教育観を磨くということ」では、これまでのユニークな各校の教育方針を通し、さらになお著者陣は(教育分野において)「ユートピアは存在しない」と語ります。
果たして、その趣旨は?
その答えはぜひ本書でお確かめください!
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