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スタートアップというキャリア選択

スタートアップで働き始めて2か月ですが、感じたことを書き留めてみようと思います。今回はリスク観点で書いてみようと思います。

私はネット専業では比較的大手な広告代理店のオプトから、HRtechのスタートアップであるスマイループスに転職しました。同時に転職アプリのマーケティング担当者として、転職市場についても思考を巡らせてきました。

なので大手からスタートアップへ転職することで感じることと、転職市場からみてそれがどういうことなのかを、ある程度俯瞰できるのではと思い筆を執った次第です。領域の専門家からすれば浅はかな内容だと思いますが、お付き合いいただければと思います。

大前提として、どんな仕事をするにしても、何かを深めるとは何かを捨てることですのでリスクがあるのは大前提です。その上で、スタートアップで働くことのリスクと可能性について思うところを書いてみようと思います。

経済的リスク

やはり考え方の根底にはランウェイ(Runway)とバーンレート(Burn Rate)の話があります。

ランウェイとは、会社に残された資金で事業運営できる期間のことで、バーンレートとは、毎月出ていく事業損益のことととらえています。(レートなのに金額そのものを言うことが多い気がします)

マーケティング戦略を考えるとき、広告宣伝費について考えるとき。この2つの指標が前提にあり、いつまでにどんな状態を作るのか。そのためにいくら使うのかを考えるのが前提になります。

ここを読み間違えると会社が無くなってしまうので、常に事業計画と数値進捗を確認しながら、意思決定をするように心がけています。これはある意味広告運用に似ています。(スケールは違いますが)

キャリア的リスク

また、キャリア的リスクもあると思っています。マーケティング担当者になると決まってから、いままで30名ほどの求職者へインタビューしてきました。すると転職のパターンには下記の4つがあることに気づきます。

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イメージしやすいのは、②キャリアアップ転職や③キャリアチェンジ転職だと思います。35歳くらいまでの若年層以外になると、特に②③の2択が傾向として強く出てくる気がしています。

この中でスタートアップの転職は④になりやすく、不安定だと言えます。専門性を「業界×職種×会社の規模」で分解したとすると、会社の規模は変わりますし、業界×職種は仕事についてから可変する可能性も高い。つまり専門性の獲得については環境に左右される要素が多分にあります。その上で利益が出ていないと、年収は(前職で高給取りな人ほど)下がりやすいです。

スマイループスはいい会社で、私の場合④にはなっていないですが、上記のようなリスクを理解したうえで、スタートアップでは働く必要がありそうです。

じゃあそこには何があるのか

非常に恐ろしい仕事に思えてきますが、私自身の話でいうと楽しく仕事をさせていただいています!

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上記はリンクアンドモチベーションさんの「組織への帰属要因となる4因子」です。サービス自体がまだまだな部分もあるため、自己否定は絶えないですが、上記でいう「活動」や「人材」については特に満足度高く仕事ができています。「目標」と「条件」は自分で創っていくものなので、満足も何もないですし。

日々新しいことへのチャレンジが絶えません。勉強して、もみくちゃになりながら、つかんでみたら雲でしたみたいな日々です。早く社内外の情報とマーケティングの専門性を高めて、会社の発展とともに今の環境も余裕な感じにしていきたいと思います。

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