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20年と1日目のこと

無事に息子は二十歳になった。
我々夫婦も親になって20年ということだ、感慨深いような深くないないような。

親になって20年と1日目、つまり21年目の初日となる息子の誕生日当日の私はどんな一日だったのか、私のために記録する。

前日から泊りがけで遊びに行っていた息子、多分友人たちがカウントダウン的なことをしてくれたのだとは思うけれど、空が明るくなったころに友達を一人連れて帰宅。鍵を開けたあと、私は二度寝したのだが、二度寝から目覚めたら、長女が、

「おかあさん、バスルームがねちょねちょしてて臭い。。。」

と。ねちょねちょってなんやの?犬がなんか悪さしたのか?と思ってバスルームに入ると、ありえない状況。とにかく、二十歳のあほ二人が飲めない酒を飲んで、以下省略。

親になって20年と1日目、朝一番にした仕事がバスルームの掃除。嗚呼。


自宅のリノベがやっとやっと90%くらい終わったので、平日にはできない大掛かりな片付けを朝から黙々とこなした。

家人のだれも頼まないと手伝わないし、頼んで文句を言われるのは気分が悪いので、本当に一人黙々と、動き続けた。
流石に私一人では判断できないことは、協力を求めたけれど、ほぼほぼ一人で頑張った。約1年半ぶりに家族の共有エリアが家具だけになろうというその時に、私は庭で職人が考え無しに捨てた棒切れに足を引っかけ豪快にこけた。庭で胸を強打し、イタイヨウイタイヨウと泣いていても、私のところに来てくれたのは犬たちだけ。あまりに犬が吠えるからおかしいな、と思ってやっと夫が出てきて庭に倒れている私にびっくりして走ってきて起こしてくれた。

で、ここからは、もう私だけでは無理、終わらない!そう思い、家族総出で片づけを開始した。つまり、はじめから家族総出でやればよかったのだ。そしたら私は転ばずに済んだのに!

こういうところを直していかないといけないなあ、と思った20年と1日目。


やっとの思いで片づけを終えても、私には目の前に山盛りの洗濯ものと洗い物が待っている。通常の業務が控えている。

でも体が痛くて思うように動かせない。

なのでビールを飲んだ。笑

ビールを一気に流し込みそして山盛りの洗濯物をたたんだ。洗い物は見かねた夫がしてくれた。食洗機が動かないのが悪いのだ。食洗器修理の人はいつ来るのだろうか。嗚呼。


もちろん夕飯を作る気力など残っていない。
とりあえず必要なものを買いにスーパーに出かけて、そして夕飯をテイクアウトして帰ってきた。

娘たちは誕生日ケーキが食べたいというけれど、主役はまたしても夜出かけて行ったので、娘たちのためにケーキを買った。
わたしと夫は食後にアイスクリームを無言で食べた。


親になって20年と1日目、いつもと同じようでちょっとだけ違うようで、でも我が家にとっても多分日常だな、というそんな一日だった。


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