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【エッセイ】Xについて思うことをいくつか

YouTubeにあった令和ロマンとマヂカルラブリー・野田さんの対談動画で、野田さんが「インターネットが住処になっちゃうと痛い目合うことが多い」と言っていた。それは本当にそうだなと思ったので、それを軸に色々書いていこうと思う。実際野田さんはXのポストも告知メインというか、個人的なことしか言っていない。そのスタンスは凄く好感が持てるし、SNSの使い方としてちょうどいいと思う。

漫才やバラエティ番組であれだけ色々なことに噛みついている、ウエストランド・井口さんも、タイムラインを見ればほぼ告知のみである。

新聞を何誌も読み比べしていて、政治の世界に詳しいプチ鹿島さんも、基本的に政治のことはXで言わずに、自身の連載で思う存分皮肉めいたことを連発している。自身の能力を発揮する場がSNS以外にあるというのは重要かもしれない。

私はXで自分向けの情報を得たり、告知をしたりするのに使っているが、情報を得るのも難しくなっている感覚がある。「絶対この人に届けたい!」という情報が、その人に届かない場合もある。

他人がリポストするおもしろポストも「ネットのおもしろ」になりつつあるのを感じる。ネットの世界のごく一部にしか伝わらない面白さを見せられても、私にはよくわかりません。それは私が悪いです。

何度も言っているように、たとえば書籍の文言は火が通っているが、SNSの投稿は大体生焼けだ。未完成のまま衝動のまま意見をぶつけられても、受け止める準備が出来ていないことが多い。

私はあなたという人間に興味があってアカウントをフォローしているのに、あなたは自分自身が共感した他のアカウントをリポストするばかり、そんなことがたくさんある。「あなたが共感した言葉ではなく、あなたに興味があるんです」と思いながら、その人のリポストをオフにしている。リポストは、するだけでその問題の当事者になった気分になれる、危うい機能だと思う。

ちなみに、ずっと政治に対して批判しているアカウントを見たことあると思いますが、あれは本当に今の政治が良くないんだと私は思います。

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