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1,2月に読んで面白かった小説5選

本当は毎月やりたかったんですが、一月末はインフルで死んでたのもあってまとめて紹介します。

今回は5選としていますが、月によって変わったり、いい小説がなかったら記事自体なしになるかなあと考えています。

 


 

成瀬シリーズ

舞台は滋賀県。

主人公の成瀬が我が道を進みながら成長したり、周りの人間が変わっていくのが非常に痛快で、読んでいてめちゃくちゃ楽しかったです。

1作目読み終わって「絶対続き読もう」と思うくらいに成瀬にどハマりしてしまいました。

自分を貫けばこんなかっこよく見えるし、人生も絶対楽しくなれると思わせてくれる作品です。

 

スピノザの診察室

京都にある、とある地域病院で内科医として働く主人公の雄町哲郎。

以前はとある大学病院で将来を有望視されていたが、いろいろあって今は地域病院で働いています。

生きることや働くことについて考えさせられるし、最後は結構熱い展開もあって、エンタメ小説としても非常に楽しめました。

 


変な家2〜11の間取り図〜

変な◯シリーズは全部読みましたが、これが一番面白かったです。

短編集?のような感じで、章ごとにいろんな変な家の相談が来て、その間取りを考察していくのですが、最終的に一つの真実が見えてきて・・・

最近他の小説でも見た、一見関係のない事象同士が実はどこかで繋がっていてみたいな手法は結構好きですね。

点と点がつながる瞬間は非常に気持ちがいいです。


 

存在のすべてを

平成3年に発生した誘拐事件。
被害児童は3年後に戻って来るのですが、この3年間のことは覚えていないと話します。

事件は一旦そこで終了するのですが、その事件を当時担当した新聞記者が令和の今になって真実を追求していく話です。

派手な面白さはありませんが、じわじわと明らかになっていく真実。
犯人を探すと言うよりは、3年間に何があったのかが全て明らかになったとき、この事件をどう捉えていいのかは非常に見応えがありました。

 

プロジェクト・ヘイル・メアリー

1,2月と言うよりも、今まで読んだ本の中でもトップクラスに面白かったです。

この本に関しては、あらすじも何も見ないで見た方が絶対楽しめるのでここでは内容には言及しません。

最初科学的な要素が多くて、文系の自分にはちょっとしんどいかなと思ったけど、そんなことは気にならないくらいおもしろい。

SFって宇宙人と戦うみたいなイメージがあったけど、この作品は例えるなら宇宙兄弟のような感じでした。

限られた状況の中で、一個一個ミッションをクリアしていくのはワクワクするし、出て来るキャラもめちゃくちゃ魅力的なのもよかったです。



 


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