深紅の少女 カラヴァル

ステファニー・ガーバー著

西本かおる訳

2018年本屋大賞翻訳小説部門第1位

「カラヴァル」

姉のスカーレットと妹のテラは、父親が暴力で統治する島から出たことはなかった。
姉妹は謎の男レジェンドが主催する夢が叶う魔法のイベント「カラヴァル」へ参加する。

スカーレットを主人公として描かれるこの物語は、姉妹愛や恋愛など愛をテーマとしている。

作中で読者を惹きつけるのはカラヴァルの世界観だ。

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2019年の4冊目

は、本当に素晴らしい一冊でした。

自分が読むべき本に、読むべきタイミングで出会えたって感じです。

本当に、オススメしたい一冊です。

『ひと』( 小野寺史宜 著)

< 特設ページ >

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私の本屋大賞一次投票振り返り(2017年〜2019年)

前エントリに続いて、本屋大賞の一次投票コメント、2017年から2019年(今年の)までを紹介する。

2017年(この年の本屋大賞は、恩田陸『蜜蜂と遠雷』幻冬舎)
1位 芦沢央『許されようとは思いません』新潮社
今年も短編集の世界でハイレベルな作品ばかりが出て、その中から選ぶのは本当に大変である。その中でも断トツで素晴らしかったのが『許されようとは思いません』だった。作品ごとに雰囲気をガラリと変え

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私の本屋大賞一次投票振り返り(2015〜2016年)

本屋大賞において、一次投票で自分が投票した作品とコメントを記録として残しておきたい。
遡れば第一回まで行けるはずだが、メールアドレスを途中で変えた記憶があって、多分残ってない気がするので、ここ最近5年分をまとめてみる。投票当時のコメントそのままなので、少しフォローも入れている。
まずは、2015年と2016年の2年分を。

2015年(この年の本屋大賞は上橋菜穂子『鹿の王』KADOKAWA)
1位

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福井のみそ屋さんが勝手に始めちゃった「文学賞」のすごい舞台裏!

「みそ屋大賞」って知ってますか? ん? 日本でいちばん美味しい味噌屋さんを決めるコンテスト? 

違うんです。これ、「本の賞」なんです。

すごくざっくり言うと、「福井県の老舗みそ屋さん『米五』が、従業員教育の一環として、“本家”本屋大賞のノミネート作品の中から独自に1位を決め、勝手に表彰を続けている」という賞。6月には福井新聞からこんな記事が出ていました。

米五がことし「一番味わい深い本」とし

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「write,right,light」。書く力で、まっすぐに、照らす
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言葉の海に溺れそうになったときに。〜瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』〜

君は何者だ?

自分に対して問い続けて早34年、「未だに答えがない」と言ったら笑われるだろうか。だけど自分がどうやら「言葉」あるいは「言葉の使われ方」に対して非常に強い関心を持っていることが分かってきた。

そのことに気付いたのはつい最近のことだから、僕は専門的に「言葉」に対する教育を受けてきたわけではない。本を読み、歌を聴き、人と対話をし、Twitterを眺めてきた。何より僕がこうして書いている

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読み終わった後しあわせな気持ちになる本「蜜蜂と遠雷」


📗 蜜蜂と遠雷 /恩田陸

読み終わった瞬間
しあわせな気持ちに包まれた本。

音楽の素晴らしさを感じる。

主語になる人が
物語の中で変わっていくので
登場人物一人一人の気持ちになって
ピアノコンクールの行く末を見届けた感じ。。

コンクールの中で、普通なら
ライバルに負けない!とか、
戦ってやる!みたいになりそうだけど、
お互いの音楽を認め合い、
コンクールを楽しむ姿や仲間とな

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柚月裕子『盤上の向日葵』(中央公論新社)

【核心には踏み込まないようにしていますが、相当ネタバレです。無心に読みたい方は注意】

2017年の本屋大賞2位だった、柚月裕子『盤上の向日葵』を読んだ。562ページの大作を、先が知りたくて必死にページをめくり、2日で読む。柚月裕子は『孤狼の血』に続き2冊目。どちらも刑事を主人公としている小説(『盤上の向日葵』の方は本当の主人公は上条桂介だが、小説の視点が彼にクローズアップするのは物語の後半で、そ

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【読んだ本】蜜蜂と遠雷/恩田陸

最近読んだ本
蜜蜂と遠雷/恩田陸 上下巻

直木賞と本屋大賞を受賞した作品。ピアノコンクールを舞台にした物語。

音楽やアーティストがテーマのものが大好きで、恩田陸さんの作品も大好きなので文庫が発売されてすぐ購入して読みました。(それならハードカバーでさっさと変えという感じですが……基本的に文庫派なもので……)

分厚い上下巻ですが、美しい音楽を聴いているみたいにスっと惹き込まれていきます。

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