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【アジャイル】アジャイルって短期成果?

アジャイルで何かを変えるというと足が長く感じますが、逆に成果は早く出せる。

アジャイルを導入するぞとなると、今までのやり方を変えるぞ!という気合いの入った感じになりがちです。それがこれまでのやり方をしてきた人、変えていく理由が分からない人にとっては異文化がやってきた、自分たちのやり方を否定しにきたとネガティブに捉えられてしまいます。

入り口でしくじるとそのネガティブな印象はずっとつきまといます。何度も試してみようという人はそもそもアジャイルに期待をしててやる気のある人であり、そうで無い人にとっては「やらない理由」を探したがります。

そして何かを変えるというと大掛かりで中長期なイメージをもたれがちです。
これでそもそもの仕事の仕方を刷新するんだ、会社の文化を変えるのだという意気込みはまったく否定するつもりはありませんが、「いつ成果がでるのか?」「もっと短期ででないのか?」と言われ、2〜3年…いや1年で成果を出さないと我慢ができないマネジャーや上層部は嫌がる傾向があります。

でもよくよく考えると、アジャイルは短期成果ではないでしょうか?
確かに出てくるアウトプットとアウトカムはスプリントの期間で出せる量はそこまで多くありません。しかし少なくとも顧客に対して価値は少しでもリリースできているわけです。

もし半年という計画にして半年後うまくいってなければ、提供価値はゼロです。
アジャイルにやれば短期的に成果は出るし、もしうまくいかなくても気づきから得られた学びで改善をして次はうまくやる確度を高めていきます。

ということは、短期的な成果を求めるようなマネジャーや上層部にはむしろアジャイルの方が嬉しいのではないでしょうか。そのことがうまく説明できれば現場も口説き落とせる可能性もあります。

しかしそれでもどこまでメリットを説明しても受け入れられない人も多いです。
何かをしようとして攻撃してくる人は「保身」か「嫉妬」があるからという記事を見ました。新しくチャレンジしようとしているあなたに嫉妬しているか、現状を変えられることで都合が悪くなると感じている「保身」かもしれません。

そんな場合でもどうすれば小さくても始められるかを模索していけばよいです。ふりかえりで改善でもいいわけです。これはPDCAであり、製造業でも行われているカイゼンであり、それそのものは否定されるものではありません。

言い方・見せ方、あとは適用範囲で「アジャイル」だと言わなくても変えていける部分はあるはずです。諦めずにやっていきたいですね。

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