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【仕事】役割を切り替えて話す

複数の役割が自分の中に共存するときには、明確に切り替えます。

どの立場や役割で話しているのか?

社会人を長くやっていると、色んなスキルや能力がついてきますので、仕事の中でも一つの役割だけではなく複数の役割を担うケースが増えてきます。

実際に動く人なのか、マネジメントなのか?
教える人(ティーチング)なのか、引き出す人(コーチング)なのか?
相手に寄り添う人なのか、突き放す人なのか?

など、様々な立場や役割があります。
打ち合わせの際に一つだけの立場や役割を出すだけで済むなら、その打ち合わせの中では一つの立場や役割だけを演じるイメージで取り組めば済みますが、一つの打ち合わせの中でいくつかを演じなければならない場合もあります。

切り替えるときには宣言をする

場や時間などによる明確な切れ目が無く、立場や役割が切り替えられない場合には、自分がこれからどういう立場や役割で話すのかを一度宣言をします。

「ここからはコーチとしての林として話します」
「ここからは新規事業に関するメンターの立場で話をします」
「これは一人の友人として話します」

これにより場や時間に切れ目が無い中で複数の立場や役割を切り替えています。この辺の切り替え宣言がないままで話をしてしまうと、「この人、どういうスタンスで喋ってるの?」「言ってることが矛盾してるんだけど?」といった混乱を生み、かつ何か信用できない雰囲気を醸し出してしまいます。

明確な宣言の元、それぞれの立場や役割で多彩な観点や切り口で話すことができれば、ちゃんとわきまえているんだな、わきまえているうえに色んな見方ができて真摯に相談にのってくれたりフィードバックをくれようとしているのだな、ということが伝わります。

ただの二枚舌人間にはならないように

私の周りでも巧みに相手によって喋る内容を変えて、相手の気分良くして仕事を進める人もいます。二枚舌どころではなく、何個あるんだと思う人もいます。ただ、あまりに何個も舌を用意したため、つじつまが合わなくて苦労しているようです。

二枚舌の人は自分の立場や役割を明確にせずに喋ります。なぜなら、明確にしてしまったら自分に専門性や知識がなくてあまり深掘りしたくなくてもその場を誤魔化すことができなくなります。別の場面で同じ人と喋るときも、既に立場や役割を明らかにしてしまった後だと誤魔化して話すことができなくなります。なので、できる限り立場や役割をはっきりさせないように立ち振る舞います。

私が思うには、そのような不誠実な立ち振る舞いをしていると結局後々ボロが出るのではないかと思います。
ちゃんと相手に向かって話をするのであれば、立場や役割を明確にし、複数担う立場や役割があればはっきりそれを見える形にして切り分けて話す方が、健全な信頼関係を構築でき、うまく物事は進みやすいのではないかと思います。

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