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【仕事・アジャイル】研修やワークショップで最後に「ふりかえり」を入れるのは良さそうだ

よくある研修後アンケートより、生のフィードバックが得られる。

もっとダイレクトなフィードバックが欲しい

研修やワークショップを実施した後、その効果の確認やカイゼン点の発見のためにアンケートをお願いしています。リアルな場ならよく紙のアンケートはありますが、最近だとリモートも多いしみんなPCも持っているので、Microsoft365やGoogleのアンケートフォームを使います。

もちろんいろんな質問を考えて設定しますが、なかなか自分の中に響く気づきになるようなフィードバックは多くはありません。また、記載納期を3日や1週間と設定したりすると徐々に当時の感じた事は忘れてしまうでしょう。

私個人としては研修やワークショップの終わった時点でまだ熱量が残っている間に生のフィードバックが聞きたいと思いはじめました。

終わった後すぐにフィードバックをもらう

そこで最近新たに設計した研修ワークショップを実施する際、実施時間をうまく調整して最後に10分ほど研修ワークショップ自体の「ふりかえり」をする時間を取ることにしました。

用意したプラクティスは「ハピネスレーダー」。感情を三段階設定してそれを「笑顔」「真顔」「困った顔」のアイコンで表現、それを上から並べておいて感想やフィードバックを付箋に書いてもらって、それを三段階の感情の軸に合わせて貼りだしていきます。

5分間個人でふりかえりながら書き出す時間を取り、5分で書かれて並べられた付箋からピックアップして共有するというのをやってみました。

やってみた結果ですが、参加していただいた方の素直な感想を頂けた感じがします。純粋に役に立った・分かりやすかった・まず自分でやってみるという反応もあれば、内容は理解できたけど自分のチームで活用できるか分からない、出来る気がしないという困りごとも出してくれたりしました。

ピックアップして共有の時間は時間の関係でシェアだけの予定でしたが、気になるものは1,2個挙げて実際書いてくれた人に話をその場で聞いたりもしました(聞いたら快く発言してくれましたし)。ライブ感も出せてなかなか良かったなと自分では思ってます。

やはり「ふりかえり」は最高のプラクティス

今回は研修やワークショップの最後にふりかえりを組み込んでみました。他でも適応できる場面は多そうに感じます。普通に勉強会や定例、単なる進捗報告会であっても、その場その場にはよかったこと・うまくいったこと、カイゼンすべきこと・うまくいかなったことは必ずあるはずです。

このふりかえりのために5〜10分取るだけでも、会議にしてもワークショップにしても格段に内容の質が上がると感じます。本当3分でもいいかもしれません。集約させなくても、意見やフィードバックが出るだけでも少しカイゼンが進むのではと思います。

最近だとリモートも多いので、Miroなどのオンラインコラボレーションツールでデジタル上で付箋に言葉を書き落として貼り出す、共有するということができるようになっています。

普段から発言をあまりしない人も文字に落とすのなら出しやすいという人もいて、声の大きい人・主張の強い人に引っ張られない「発言の平準化」が文字に落として共有することでできるようになってきました。

私もこれからは様々な場面で「ふりかえり」を短い時間でも良いので入れていくことで、どんなことでも少しでも良くしていく・カイゼンしていくということを心掛けていきたいと思います。

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